イーロン・マスク氏がツイッター社内にベッドを持ち込み、オフィスの一部を従業員が寝泊まりできるよう改造していると報じられています。
英BBCは、寝室に改造されたツイッター社内の写真を公開しています。その1枚はダブルベッドのある部屋で、ワードロープやスリッパが確認できます。元ツイッター従業員によると、マスク氏は会社を買収して以来、本社に定期的に寝泊まりしているとのことです。
こうした改造につき、ツイッター本社のあるサンフランシスコ市の建築物検査局は苦情を受けて、市の建築基準法に違反している可能性を調べているとのこと。これに対してマスク氏は、「市は“疲れた従業員”にベッドを提供する企業を攻撃している」と反論したそうです。
ほかBBCは、Twitterでソファがベッドとして使われている写真も入手。別の会議室には目覚まし時計があり、作りかけのベッドの上に絵が置かれていたそうです。ほか「ツイッター本社にタンスが運び込まれた」「ホテルの一室のようだ」との証言もあり。
かたやForbesは、「最近過疎化した本社の、悲しいほど小さな会議室の寝室」の話を紹介。ある匿名の従業員は、こうした“寝室”が1フロアに4~8個あると推測しており、以前の床に寝袋を置いた状態と比べれば「快適そうだ」と語っています。
When your team is pushing round the clock to make deadlines sometimes you #SleepWhereYouWork https://t.co/UBGKYPilbD
— Esther Crawford ✨ (@esthercrawford) November 2, 2022
またBloomberg報道によれば、この寝室にはテスラや他のマスク氏が所有する企業から、ツイッターで働くために呼び寄せられたスタッフも宿泊しているそうです。
イーロン・マスク氏はツイッターを買収した直後、従業員に対してリモートワークを禁止し、特別な許可がない限りは週に40時間はオフィスで過ごす義務があると通達していました。本当にそれを実践しているようですが、建築基準法に逆らうことは億万長者でも難しいかもしれません。
Source:BBC