契約情報専門サイト「スポトラック」の公式ツイッターが、2023年メジャーリーグ(MLB)の、贅沢税を含む総年俸を発表。1位のニューヨーク・メッツの総額が、最下位オークランド・アスレチックスの約7倍となり、SNS上をざわつかせている。
Updated #MLB CBT Payrolls + Estimated Tax Bills
1. NYM: $502M
2. NYY: $310M
3. SD: $251M
4. PHI: $245M
5. TOR: $228M
6. ATL: $225M
7. LAA: $219M
8. LAD: $211M
9: HOU: $208M
10: BOS: $206M
11. CWS: $201M
12. CHC: $200M
13: TEX: $199M
14: COL: $184M
15: SF: $179M1/2
— Spotrac (@spotrac) December 21, 2022
メッツの総年俸は、なんと5億200万ドル(約666億円)。2位ニューヨーク・ヤンキースの3億1000万ドル(約412億円)に1億ドル以上の差をつけた。
ストーブリーグの主役と言っても過言ではないメッツ。福岡ソフトバンクホークスから育成ドラフト出身選手として初のメジャーリーガーとなった千賀滉大と5年7500万ドル(約100億円)の契約を結んで日本でも話題になったばかり。
Metsへようこそ!
Welcome to New York, Kodai! We’ve signed @kodaisenga to a five-year contract. pic.twitter.com/upTJT4EfNc
— New York Mets (@Mets) December 18, 2022
最大8球団での争奪戦となった千賀がメッツを選んだ理由の一つが、「レジェンドであるシャーザーやバーランダーという2人の存在が僕にとって大きかった」ことだった。
今季入団した、サイ・ヤング賞通算3度受賞のマックス・シャーザーに加え、今季の受賞を併せ、シャーザーと同じサイ・ヤング賞3度のジャスティン・バーランダーが2年8667万ドル(約115億円)で入団している。
さらには、サンフランシスコ・ジャイアンツとの契約が決まりかけていた、球界最強遊撃手といわれるカルロス・コレアを12年3億1500万ドル(約419億円)で獲得するなど、空前の大補強を敢行したメッツ。1986年以来35年以上も遠ざかっているワールドチャンピオンに向けて勝負をかけてきた。
今季は地区2位から6年ぶりにプレーオフ進出も、ワイルドカードゲームであっさりとサンディエゴ・パドレスに敗れたメッツ。この歴史的な大補強で優勝を飾ることができなければ、“MLB史上最大の失敗”として歴史に残る可能性もあるだろう。