ウェブ版のYouTubeには「キュー」機能がありますが、これがiOSやAndroid用のモバイル版でもテストされていることが明らかとなりました。
「キュー」(待ち行列)とは、まとめて観たい動画を追加できる簡易プレイリストのことです。ウェブ版では動画のサムネール右下にある「縦に3つのドット」メニューから「キューに追加」を選ぶことで利用できます。
有料のYouTubeプレミアム会員に加入している人は、「キュー」機能をお試しで使えます。お報せのポップアップが現れない場合は、アプリ右上にあるプロフィール画像をタップして[設定]>[新機能を試してみる]から「試してみる」ボタンを押せば有効となります。
この機能をオンにすると、動画のサムネール下にある3つのドットメニュー内に「キューの最後で再生(Play last in queue)が表示。それをタップすると、その動画がキューの一番下に追加されるしくみです。現在ビデオを観ていない場合は、新たなキューが作成されます。
そして視聴中のビデオが終了すると、キュー内にある次のビデオの再生が始まり、ストックがなくなるまで再生が続きます。ふだんYouTubeはAIが選んだビデオが自動再生されますが、その代わりにキューに放り込んだビデオが次々と再生されるわけです。
また、キュー内のビデオを並べ替えたり、削除したりもできます。アプリを完全に終了するか、下のバーにある「×」ボタンをタップしてプレーヤーを閉じると、キューは削除されます。ただし、その前にアプリが警告を出す場合もあり、不意打ちでキューを消すことを防いでいるようです。
キュー機能のテストは、1月28日まで有効とのこと。まだ動作が不安定なようですが(メニュー内に「キューで最後に再生」が表示されないなど)完成度を高めてから、無料ユーザー向けに広く展開する日が来ると期待したいところです。
Source:The Verge