ソニーは1月11日、ウォークマンの新モデルとして「NW-ZX707」、「NW-A300シリーズ」を発表しました。市場想定価格はNW-ZX707が10万5000円前後(税込)、NW-A300シリーズは容量32GBモデルが4万6000円前後(税込)、64GBモデルが5万7000円前後(税込)です。発売はすべて1月27日となっています。
新モデルはNW-ZX707がハイエンドモデル、NW-A300シリーズがコンパクトモデルという位置づけです。
NW-ZX707は、フラッグシップモデル「NW-WM1ZM2/WM1AM2」で採用されているパーツや技術を搭載しつつ、前モデルにあたる「NW-ZX500」シリーズユーザーからの不満点を解消したとするモデル。パーツの変更により音の透明感や表現力、音の広がりや低音の力強さが向上し、高音質化が図られています。
一方で、前モデルユーザーからは、ストリーミングサービス利用時のバッテリー駆動時間に不満を持つ声があったそうで、NW-ZX707では改善。ストリーミングサービスのアプリ使用時で最大約22時間、ウォークマンオリジナルのW.ミュージックアプリでは最大約25時間動くバッテリーを搭載しています。
このほか、片手でも操作しやすいサイズ感、5.0インチとディスプレイを大型化、専用UIによる高い操作性などを実現しています。
もちろん、フルデジタルアンプの「S-Master HX」、さまざまな形式の楽曲データを5.6MHzのDSDに変換して再生する「DSDリマスタリングエンジン」、圧縮音源をハイレゾ相当の高音質にアップスケーリングして再生する「DSEE Ultimate」といったソニー独自の高音質技術も搭載されています。
NW-A300シリーズは、「NW-A100シリーズ」ユーザーが満足しているポイントは進化・踏襲しつつ、不満点を改善させたとするモデル。LDAC対応のワイヤレスヘッドホンでもハイレゾ並みの高音質や、ストリーミングサービスでも高い音質といった点はそのままに、バッテリーの持ちや容量の少なさなどを改善させています。
バッテリーはストリーミングサービスなどのアプリ使用時は最大約26時間、W.ミュージックアプリでは最大約36時間の再生が可能。また、容量は32GBからと増量しています。
音質面では、DSEE UltimateがBluetooth使用時やストリーミングアプリ使用時にも対応しました。