Twitterのイーロン・マスクCEOは、返信スレッドに表示される広告の収益をクリエイターに分配することを発表しました。ただし、対象となるのは有料プラン「Twitter Blue」に登録している課金ユーザーだけとされています。
また、マスク氏は「今日(2月4日)から始める」と言っています。が、どのような仕組みとなり、どうやって支払われるのか、クリエイターの取り分は何割なのか、今のところ具体的なことは何もわかっていません。
Starting today, Twitter will share ad revenue with creators for ads that appear in their reply threads
— Elon Musk (@elonmusk) February 3, 2023
記事執筆時点で、Twitter Blueの月額料金は公式サイト経由であれば980円で、iOS/Androidのアプリ内課金では1380円。1年間の一括払いでは1万280円となっていますが、その元を取るためにどれだけ広告付きスレッドを見られることが必要かは不明です。
今回の発言はいきなりに見えますが、少し前にもマスク氏はクリエイターに収益を配分する考えを語っていました。Twitter Blueの特典のひとつは「より高品質で長い動画をアップロードできる」ことであり、また2022年末にはツイートが見られた回数を表示する「View Counts」機能を導入しており、発言や動画と広告をひも付けようとする布石らしき動きはいくつかあったわけです。
もっともTwitterは家賃を滞納して訴えられたり、負債の金利支払いが大変だったり、広告収入がとても順調とは言えなかったりで、クリエイターが配分をもらえるのか不透明な部分もあります。
Source:Elon Musk(Twitter)
via:The Verge