iPhone 14シリーズのうち、高価なProモデル2つはよく売れているものの、標準モデルは苦戦。特に大きなiPhone 14 Plusは全世界的に不人気かもしれないことは、数か月前にお伝えしました。
その後も「Proモデルは人気、標準モデルは不調」という状況は変わっていないものの、2023年秋にiPhone 14 Plusの後継機「iPhone 15 Plus」が登場するとの予想が報じられています。
信頼性の高いディスプレイ専門アナリストRoss Young氏は、iPhone 14シリーズ向けディスプレイパネル出荷量のグラフを、Twitterのスーパーフォロー(有料プランに登録したフォロワーのみが見られる特典)向けに公開しました。モデルごとのパネルの出荷枚数は、その機種の人気を反映していると思われます。
それによると、iPhone 14のパネル出荷は少し増えた一方で、iPhone 14 Plus向けパネル出荷は12月~1月にかけてゼロになっています。それでいて、iPhone 14で増えた分はiPhone 14 Plusのマイナス分を相殺できるほどではなく、標準モデル全体として減っている格好です。
iPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Max向けパネルの合計は、iPhone 14シリーズ全体の75%に上ることに。かたやiPhone 14 Plusのパネル出荷は2月に再開される可能性がありますが、それでも全体の5%未満だと予想されています。
やはりiPhone 14 Plusの不人気は変わらないようですが、米9to5Macは(おそらく独自の情報源から)アップルがまだiPhone 15 Plusの発売を予定していると述べています。テコ入れのために何か変化が用意されているかどうかは不明としつつ、iPhone 15とiPhone 15 Plus両方とも値下げが仄めかされています。
その一方で、「iPhone 15 Pro」や「iPhone 15 Pro Max(あるいはUltra)」モデルの値上げが噂されています。ハイエンドのProモデルと標準モデルに機能と価格の面で差を付けることで、お金に余裕のあるユーザーにはProモデルを魅力的に見せる一方で、標準モデルはお買い得さを強調する狙いがあるのかもしれません。
Source:9to5Mac