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2016/11/11 15:30

ロマンチックに空中散歩!アクセス良好で夜景・絶景が楽しめる“デートスポット”ロープウェイ【関西・関東・北海道】

「ロープウェイ」というと遠い山奥にあり、温泉旅行やハイキングなどで利用するイメージがあると思いますが、比較的都心からのアクセスがよく、気軽なデートコースとして楽しめるロープウェイもたくさんあります。週末には夜間営業をするところも多く、夕景から夜景へと移り変わる景色を山頂から楽しめるのも魅力です。今回はロープウェイ愛好家として全国のロープウェイに詳しい松本晋一さん解説してもらいます。

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関西はデートスポットの宝庫

都心から山が近い関西エリアは、まさにデートに最適なロープウェイの宝庫! どれも電車の駅から路線バスなどでアクセスしやすいので、ちょっとしたお出かけにもぴったりです。

 

神戸布引ロープウェイは山頂にある布引ハーブ園に行くための路線で、新幹線の新神戸駅からすぐのところに山麓駅があります。6人乗りの小さな赤いゴンドラに乗って進んでいくと、進行方向の反対側に神戸の町並みが広がります。山頂にはハーブ園やおしゃれなレストラン&カフェ、ショップなどがあり、ロマンチックなデートが楽しめるでしょう。

 

まやビューラインはケーブルカーとロープウェーの両方が楽しめるコースです。三宮からバスでまず摩耶ケーブル駅へ向かい、そこからケーブルカーに乗ってロープウェイへと乗り継ぎます。そのロープウェイから見下ろせる神戸の市街地はまさに絶景!

 

六甲有馬ロープウェーは秋は紅葉、冬は樹氷など、四季折々の六甲山のダイナミックな自然を間近に楽しむことができます。有馬温泉からのアクセスもよく、神戸電鉄・有馬温泉駅から徒歩15分ほどで六甲有馬ロープウェーの有馬温泉駅に到着するので、温泉旅行の合間に寄ってみるのもいいかもしれません。

 

須磨浦ロープウェイは山陽電鉄の須磨浦公園の駅を降りるとそこがロープウェイの駅。須磨浦山上遊園はまるで昭和で時が止まっているかのようなレトロな施設が魅力です。今時のテーマパーク慣れした若者は逆に新鮮な感覚で楽しめるでしょう。もちろんロープウェイからの眺めは最高です!

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↑摩耶ロープウェー

 

関東なら比較的アクセスしやすい「筑波山」がおすすめ

関西に比べて関東エリアは都心にロープウェイはありませんが、筑波山ロープウェイは比較的アクセスしやすいでしょう。秋葉原からつくばエクスプレスで45分。そこから筑波シャトルバスで50分でロープウェイの山麓駅がある「つつじヶ丘」に到着します。

 

2017年の2月26日までの土日祝は「スターダストクルージング」と呼ばれる夜間営業が21時まで行われており、女体山から雄大な関東平野の夜景を楽しむことができます。視界がいい日はスカイツリーが見えることも! こうした夜間のロープウェイは普段とは違った感覚を楽しめるのが魅力です。

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↑筑波山ロープウェイから見える夜景

 

北海道は夜景が楽しめるロープウェイが3ヶ所も!

函館山ロープウェイは津軽海峡と函館湾に挟まれた市街地を見下ろせる最高のスポット! 10月15日までは夜22時まで、10月16日以降は21時まで毎日運行しています。ロマンチックな夜景を見ながら食事ができるレストランもあり、ちょっと贅沢なデートもできます。

 

札幌にあるもいわ山ロープウェイは毎日22時まで、小樽の天狗山ロープウエイ(2016年の冬期運行は11月19日~)は21時まで営業しているので、どちらも夜景を目当てに多くの人が集まってくる人気の観光スポットになっています。北海道ではないですが、九州にある長崎ロープウェイも通年夜10時まで営業しており、稲佐山から新三大夜景に選ばれた長崎の町並みを一望できます。洗練されたデザインのゴンドラとあいまって、よりいっそうロマンチックなひとときを過ごせるでしょう。

 

都心から日帰りで気軽に……とはいきませんが、旅行に行った際はぜひ立ち寄ってみてください!

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↑函館山ロープウェイ

 

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↑もいわ山ロープウェイから見える夜景

 

ロープウェイは天候に左右されやすい乗物なので、お出かけ前に各会社のホームページで営業時間、運行状況などを確認することをおすすめします!またこの時期は年に一度のメインテナンスで数日間運休することも多いので、それも要チェック。あと山の上はどこも下界より気温が低くなるので、寒さ対策も考慮しておきましょう。

 

【教えてくれた人】

松本晋一さん

子どものころに持っていたロープウェイのおもちゃを大人になってから再びネットオークションで手に入れたことがきっかけで、その魅力にはまり、昭和の面影が残っているロープウェイを求めて平成17年からロープウェイ巡りを開始。同時にロープウェイ関連のコレクションも始まる。平成26年CBCテレビ「花咲かタイムズ」にロープウェイ愛好家として出演。本業はタップダンサーで、父親はコメディアンの故早野凡平。著書に『ロープウェイ探訪』(グラフィック社)。

ホームページ:「歓喜の索道」http://sakudo.web.fc2.com/
ブログ:「頭の中はロープウェイ」http://plaza.rakuten.co.jp/sakudo/

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