米Googleは、Chromeブラウザーの最新版においてMacBookのバッテリーを消耗しにくくする改良を行っていると発表しました。
最近、全ユーザーに展開され始めたバージョン110は、Appleシリコン(M1/M2チップなど独自開発プロセッサー)を搭載した最近のMacだけでなく、より古いインテル製チップ搭載モデルでもパフォーマンスが向上するとのこと。
Googleが行ったテストでは、M2搭載MacBook Pro(macOS Ventura)でYouTube動画を18時間見たり、ウェブサイトを17時間閲覧できたりしたそうです。しかし、インテル版MacBookに関するデータは明かされていません。
ちょうどChromeの新機能「メモリセーバー」と「省エネモード」の展開が2023年2月に始まったばかりですが、Googleはこれらの機能強化を使えば、上記のテストよりも30分長く動作できたと主張しており、併用すればバッテリーがより一層長持ちしそうです。
なぜ、macOSで消費電力が節約できるようになったのか? Googleは開発チームが「iframe」(ページ内にHTMLページを読み込む要素)に変更を加えたからだと説明。また、ブラウザが不必要にユーザーインターフェースを書き直すことを止めさせ、CPUへのアクセスがより効率的になるようにタイマーを調整したとも語っています。
お使いのChromeのバージョンは、右上の3点ボタンをクリックして「ヘルプ」>「Google Chromeについて」から確認できます。すでにアップデートが来ている場合は「更新」が表示されており、それをクリックすると良いでしょう。
Source:TechCrunch