人気のショート動画共有アプリTikTokが、18才未満のユーザーにつき、自動的に1日60分の利用制限を設定することを発表しました。
もしも60分を超えた場合でも、パスコードを入力すれば視聴が続けられます。また、この機能を完全に無効化もできますが、その場合は1日に100分以上TikTokを使うと、新たな時間制限を設定するよう促されるとのことです。
また18才未満のTikTokユーザーには毎週、視聴時間を振り返る通知が送られます。これによりアプリに費やす時間を意識し、時間制限を外すかどうかを考えることを求められるわけです。
TikTokの信頼・安全部門責任者のCormac Keenan氏は声明で「どれくらいの視聴時間が適切なのか、視聴時間全般がもたらす影響について広く支持されている見解はないものの、10代の若者が独りでオンラインの世界を探求し始める際には、特別なサポートが必要なのではないかと認識しています」と述べています。
また、TikTokのペアレンタルコントロール(保護者が子供のデバイスを管理できる機能)である「ファミリー・ペアリング」にも3つの新機能が追加されました。保護者は自分のTikTokアカウントを子供のアカウントに紐付け可能となり、曜日ごとに時間制限も設定できるようになります。
TikTokの広報担当者Mahsau Cullinane氏はThe Vergeに対し、これら新機能は今後数週間のうちにロールアウトされると伝えています。TikTokは楽しいために時間を使ってしまいがちですが、ほどよい距離感で付き合っていきたいところです。
Source:TikTok