アップルがチャット型AI「ChatGPT」を搭載したメールアプリ「BlueMail」に対して、17歳以上という年齢制限を要求したことが判明しました。
ChatGPTはOpenAIが開発したチャット型AIで、ユーザーと自然な形での会話ができます。質問に回答するだけでなく、小説やプログラミングのコードを記述することも可能です。
BlueMailの共同設立者であるベン・ヴォラック氏によれば、アップルは「未成年が不適切なコンテンツに触れることを防ぐため、17歳以上の年齢制限を設ける必要がある」として、ChatGPTのアップデートをブロックしたそうです。
BlueMailのChatGPTを利用した機能は、過去のメールからテキストを抽出し、新しいメールの作成を支援するというものでした。一方でアップルは、AIが生成したコンテンツに対して「フィルタリングが含まれていない」ことを問題視しています。
BlueMailの開発元は、アップルの決定には納得できないとThe Wall Street Journalに語っています。過去のメールからどのようにして若年層に不適切なコンテンツが生成されるのかは不明ですが、今後のアップルの対応が注目されます。
Source: 9to5Mac