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2023/3/28 18:00

中級スマホ向けチップSnapdragon 7+ Gen 2、去年のハイエンドに迫る性能かも

先日、クアルコムは最新のミドルレンジスマートフォン向けプロセッサー「Snapdragon 7+ Gen 2」を発表しました。このチップを搭載したスマートフォンはまだ発売されていませんが、昨年のハイエンドチップSnapdragon 8+ Gen 1に匹敵すると思しきベンチマーク結果が登場しています。

↑Snapdragon

 

Snapdragon 7+ Gen 2は従来チップSnapdragon 7 Gen 1より性能と電力効率ともに向上しており、それぞれ50%と12%アップだと謳われています。この最新チップは、まずRedmi Note 12 Turboに搭載され、続いてRealme GT Neo 5 SEにも採用される予定です。

 

さて、いち早く登場したベンチマークスコアは2つ。1つは、Android Authorityが入手したというリファレンスモデル(クアルコムの社内テスト用端末)のもの。もう1つはNotebookCheckが発見した、Redmi Note 12 TurboとRealme GT Neo 5 SEのAnTuTu V9によるベンチマーク結果です。

 

これらは、いずれもSnapdragon 7+ Gen 2がSnapdragon 8+ Gen 1の性能に近づいていることを示すものです。たとえばRealme GT Neo5 SEはCPUとGPUのスコアがそれぞれ255,246と360,306で、合計1,009,127ものスコアを達成。公約通りSnapdragon 7 Gen 1を大きく超えるとともに、CPU性能では最新のSnapdragon 8 Gen 2にさえ迫っています。

 

しかしGPU(Adreno 725)性能については、Snapdragon 8 Gen 1に搭載されているAdreno 730 GPUに遅れをとっているようです。重いグラフィック処理をする3Dゲーム等では、やはりハイエンドスマホが有利かもしれません。

 

Source:NotebookCheck
via:Gizmochina