「ヤバイのが来た」のキャッチフレーズで登場し、11月2日より発売されたケンタッキーフライドチキン(以下:KFC)の新商品「CHIZZA(チッザ)」。見た目、おいしさ、食べごたえなど、いままでのチキンの常識を覆すインパクトで話題騒然となっていますが、そのヤバさはいかほどなのでしょうか? じっくりと分析&考察をしてみました。
ジャンクなウマさとサプライズ感がヤバイ!
まずはスペックから。外箱のサイズは20cm×20cmで、そのなかに直径15~17cmのチッザが入っています。厚さは約2cmで、ベースとなっているチキンは国内産鶏のムネ一枚肉。最初から4等分に切られているのもポイントで、カットする手間は不要です。
具はチキンのうえにトマトケチャップ、オニオン、コーン、サラミ、チーズ&チーズソース、そしてハーブミックスがトッピング。実食してみるとチキンの衣がカリっと香ばしく、なおかつジューシーで、チーズやケチャップと一体になったジャンクな味わいがヤバウマです!
なによりも秀逸なのが、箱を開けるときと食べるときに感じるワクワク感。何も知らずにパッケージを初めて見た人は、この箱からまさかチキン生地のピザが出てくるとは簡単に想像できないでしょうし、味はさらに謎だらけです。その意味ではインパクトやウマさと同様に、差し入れなどをした際にもかなりヤバめに喜んでもらえるでしょう。
ピザよりヘルシーでワインにマッチするヤバさもあり!
レシピに関しては、担当者に深く切り込んだ質問をしてみました。「カリカリの食感は、昨年の名作『焼きフライドチキン』の手法と関係があるんのですか?」「ピザの味やソースは、KFCグループで展開している『ピザハット』の知見を活用しているのでしょうか?」など、疑問点を聞いてみることに。
すると、なかなか興味深い回答が。それぞれの知見をまったく使っていないわけではないようですが、チッザのチキンは具をのせることを想定したものなので、焼きフライドチキンとは別物。そしてソースに関しても同様に、ピザハットのソースはチキンの味にうまくなじまなかったため、独自にベストなソースを開発したとのこと。
それにしても、チキンは伝家の宝刀といえる「オリジナルチキン」のレシピと基本的に同じに。店舗にて秘伝の11種類のハーブ&スパイスで味付けされ、圧力釜で揚げてオーブンで焼くという工程になので、ウマくないわけがありません。
最後に栄養面についても言及しておきましょう。カロリーはチッザ1品で704kcalと想定内ではあるものの、生地のチキンだけなら237kcalと低め。なおかつ、小麦粉の生地ではないので糖質も控えめでうれしい限り。これも隠れたヤバさではないでしょうか!
なお、数量限定のためクリスマスの時期には買えない可能性が高いですが、11月17日のボジョレーヌーヴォー解禁日にはワインと一緒にチッザが味わえそうです。チキンはもちろん、チーズたっぷりのチッザはワインとのマリアージュも激ヤバ。いろいろなヤバさが詰まったKFCのチッザは、デリバリーこそ不可ですがテイクアウトはできるので、早めに食べることをオススメします!