Apple(アップル)の次期「iOS 17」で、iPhone 8やiPhone 8 Plus、iPhone Xなどのサポートが打ち切られるとの噂が報じられていました。しかし新たに、実績ある匿名リーカーが「そうではない」と海外メディアにリーク。それらのデバイスもiOS 17にアップデートできると主張しました。
この反論は、iPhone 14 Proモデルの正式発表前にダイナミックアイランド(画面上部の楕円状スペース)を正確に予想したのと同じリーカーによるものです。
同じ情報源は最近、次期iPhone 15 Proモデルには超低消費電力プロセッサーが搭載され、iPhone本体の電源がオフの状態やバッテリー切れでも、新たな静電容量式のボタンは問題なく動作すること、また手袋を着けたままでも使えて感度の調整も可能であることを述べていました。
これらの噂話は、アップル社内の開発チームの“中の人”から聞いたとのことで、もしも本当であれば信ぴょう性が高そうです。
アップルがiOSのメジャーアップデートに際しても、過去モデルを切り捨てなかった前例は存在しています。例えばiOS 15は、iOS 14が動く全ての過去機種はそのまま移行できました。一部の新機能は古いモデルでは使えない制限を課すことで、どうにか調整を図っていたようです。
その一方でiOS 17が、iPhone XとiPhone 8/8 Plusをサポート対象から外すとみられたのは、先日の噂が初めてではありません。そう予想された理由の1つは、これらのモデルが5年前のものであり、以前アップルがソフトウェア更新を打ち切っていた経過年数と一致しているからです。
もう1つの理由は、これらに搭載されたA11 Bionicチップには「checkm8」という修正できない脆弱性があることです。この不具合はbootrom exploit、つまり読み出し専用領域にあるため、ソフトウェア更新により書き換えできないわけです。
どちらの噂話が正しいのかは、現地時間6月5日から開催される世界開発者会議「WWDC 2023」で明らかにされるはず。一般的に新製品ほどセキュリティ対策が厳重に施されているため、iPhone XやiPhone 8/8 Plusユーザーは買い替え時かもしれません。
Source:MacRumors