Apple(アップル)が高速駆動技術「ProMotion」を搭載した27インチディスプレイの発売を諦めたことを、ディスプレイアナリストのRoss Young(ロス・ヤング)氏が報告しています。
現在Appleは32インチの「Pro Display XDR」と27インチの「Studio Display」を販売しており、Pro Display XDRにはProMotionが搭載されています。ProMotionでは最大120Hzでの画面駆動が可能で、よりスムースな描写と消費電力の削減が可能です。このProMotionを搭載した27インチディスプレイが開発されていることも、以前に予測されていました。
今回のYoung氏の報告によれば、Appleは昨年にProMotionを搭載した27インチディスプレイ向けのディスプレイパネルの出荷を開始していたそう。しかし現在は、その計画を中止したというのです。中止の理由はわかっておらず、今後同製品が発売されるのかどうかもわからないと伝えています。
現行モデルのStudio DisplayはProMotionが搭載されていないことから、上位モデルの投入が期待されていました。しかし現時点では、AppleはPro Display XDRとStudio Displayの差別化を明確にしようとしているのかもしれません。
Source: MacRumors