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掃除機
2023/5/7 5:45

堂々の1位に輝いたのは…。2023年春「コスパ」で選ぶ「ベスト掃除家電」

春の陽気に誘われて、掃除機の買い替えを検討されている方もいるでしょう。選ぶ際のポイントの一つになるのがコスパ。この能力が高い掃除機はどれでしょうか? 家電のプロレビュアーが、ロボット掃除機やコードレススティック掃除機、ハンディクリーナーなど、さまざまな種類の掃除機を調べてランキングにまとめました。堂々の第1位は?

※本記事はゲットナビ2023年4月号の転載です

 

レビュアー:石井和美さん

白物家電の製品レビューを得意とするプロレビュアー。テストスペース「家電ラボ」を運営し、大型家電のレビューも得意。

 

第1位:レコルト「コードレス ウェット&ドライ クリーナー」

↑実売価格:8800円【SPEC】●集じん容積:200㎖(液体MAXライン75㎖)●連続使用時間:Hiモード約15分、Loモード約20分●充電時間:約4時間●サイズ/質量:約W85×H370×D85㎜/約660g

 

2022年5月発売された、液体も吸引可能な乾湿両用のコードレス掃除機。4種のアタッチメントノズルが付属し、さまざまな汚れに対応する。スタンドに立ててスリムに収納でき、使いたいときにサッと手に取れる。

↑ダストボックスやフィルターなど、本体の駆動部以外はすべて水洗い可能。シンプルな構造でお手入れしやすい

 

シリコン製のノズルが水気を含んだ汚れも除去

レコルトの“乾湿両用”ハンディクリーナーがとてもユニークだ。9000円以下という手ごろな価格帯ながら、ほかのハンディクリーナーと大きく異なる4種のアタッチメントノズルが付属している。

↑シリコン製で乾湿両用の「ウェットノズル」。こぼした液体や水滴、洗剤泡、玄関の泥汚れなど幅広いシーンで活躍する

 

なかでも、ウェットノズルは画期的。柔らかいシリコン素材で、掃除したい面にピタッと吸い付く。ホコリなどの乾いたゴミはもちろん、飲みこぼしなどの液体もサッと吸い取れるのだ。吸引口が小さく、一度に吸引できる量は少ないものの、コンパクトなボディなのにパワフルでよくゴミを吸い取る。デスク周りや洗面所などのちょっとした掃除にも便利だ。

↑先端が細く、ブラシでこすりながら吸引できる「先細ブラシノズル」。窓のサッシやタイルの目地などすき間掃除に便利

 

そのほかの先細ブラシノズル、ファブリックノズル、格子ノズルも、掃除がしづらい場所の汚れをスムーズに取り除くことができ、暮らしの様々なシーンで重宝する。しかも、ノズルやダストボックス、フィルターは水洗い可能。液体などを吸い込んだあと、キレイにお手入れできるのもうれしいポイントだ。

↑吸い込み面が広く、布を吸い込みにくい「ファブリックノズル」。テーブルクロスの食べこぼしや、ラグの掃除に最適だ

 

↑格子状になっていて、小物を吸い込みにくい「格子ノズル」。小物を入れた状態のまま、引き出しの中などを掃除できる

 

充電時はスタンドに直立して場所を取らず、吸引口がスタンドの中に隠れるので見た目もスマート。リビングなど、いつでも手が届く場所に置いておきたい一台だ。