家電
2023/5/17 6:30

家を建てたあと、照明デザインで後悔した…そんなときに使いたい「LEDフラットランプ」

近年の住宅の空間デザインには変化が起きています。ダイニングとリビングを接続した大空間が好まれるようになったり、高気密住宅が普及したり。さらに、コロナ禍を経て在宅ワークが一般化したため、住居空間に家族団欒の場と仕事場という、2つの役割が求められるようになりました。

 

家に求められるニーズが多様化したことで、家を建てたあとになって、照明デザインに関して後悔するケースも増えてきました。しかし、天井などに埋め込んだ照明器具をあとから変えようとすると、電気工事士の資格が必要になることもあり、ハードルが高いのが現状です。

 

そんな状況を未然に解決できるのが、パナソニックが販売している「LEDフラットランプ」です。LEDフラットランプは高気密住宅に対応しているうえエネルギー効率が高く、電気工事士の資格を持たない一般の人でも交換が可能。従来の住宅照明器具が抱えていた問題を解決してくれる製品なのです。

↑LEDフラットランプの本体

 

↑LEDフラットランプを設置した部屋

 

高気密住宅への対応し、資格なしで交換できるという唯一性

LEDフラットランプは、GX53口金を使用した薄型のLEDランプです。現在多く用いられている住宅用照明といえば、LED電球やLED一体型照明ですが、前者は発熱などの問題で高気密住宅への対応が不可(パナソニック製の場合)で、後者の交換には電気工事士の資格が必要になります。一方、LEDフラットランプであれば、高気密住宅に対応しているうえ、資格なしでの交換が可能であり、従来の照明器具の泣きどころをカバーしています。この2つの強みを併せ持った住宅用照明という点で、LEDフラットランプには唯一性があるのです。

↑LEDフラットランプのソケット。なお、GX53口金を使っているLEDランプは他社からも発売されていますが、各社の製品のソケットに互換性があるわけではないので注意が必要です

 

望みの照明デザインを実現する、多彩なバリエーション

LEDフラットランプには、業界トップクラスのバリエーションが揃っています。たとえば、明るさと連動して光の色を心地よく変化させるシンクロ調色や、壁のスイッチで簡単に光色を変えられる光色切り替えタイプ。さらに、センサーで人の動きを感じとり自動で点消灯するFreePa、物本来の色を忠実に見せる美ルックなどがあります。また、照明ではありませんが、LEDフラットランプのソケットにはめて使う、Bluetooth接続のワイヤレススピーカーも販売されています。

↑LEDフラットランプには様々な種類があります

 

↑天井から吊り下げたペンダントライトにも使えます

 

↑LEDフラットランプのソケットにはめて使用できるBluetoothスピーカー

 

なかでも、2023年2月に発売された光色・配光切り替えタイプは、1つランプで2通りの照明空間デザインを実現する個性的な製品です。暖色の拡散照明を使えば家族団欒の雰囲気を演出でき、昼白色の集光照明では卓上を集中的に照らし、学習や勤務に適した環境を作り出します。

↑暖色の拡散照明。温もりのある光で、ゆったりした雰囲気を演出します

 

↑デスク上を集中的に照らす、昼光色の集光照明。器具を変えることなく、スイッチを押すだけで2種類の照明を使い分けられます

 

また昼光色の照明は、パソコンの文字を読みやすくする「パソコンくっきり光」となっています。この光は、画面上の黒と白を際立たせるように光の波長が調整されており、文字をはっきり見せ、目の負荷を軽減します。

↑パソコンくっきり光で照らしたPCの画面。メーカーによれば、この光は通常の昼光色と比べ、赤と紫の波長を強くしているといいます。ノーマルな昼白色の照明と同時に比較すると赤紫がかっていると感じられるそうですが、これだけ見たときは全く違和感を感じず、“ただの白”に見えました

 

↑パソコンくっきり光を使っていない状態。写真ではわかりにくいですが、実際に見ると明らかな差があります

 

パナソニックのLEDフラットランプは、その多様なラインナップから、住宅だけでなく、ホテルなどでも幅広く使用されています。業者を呼ぶことなく、特別な工事も必要なく交換できるので、万一の故障時にも安心で、特に集合住宅やクリニックなどから支持されているそうです。また防雨仕様のスポットライト、ガーデンライト、ポールライトなど、屋外向けの製品もあり、幅広いシーンでLEDフラットランプは活躍しています。

 

先にも書いた通り、住宅照明でいまメジャーなのはLED電球やLED一体型照明です。しかし、LEDフラットランプはそれらが抱える問題を解決しており、住宅照明の新たなソリューションを提示しています。パナソニックもその普及に取り組んでおり、今後のトレンドになりうるポテンシャルを持っているといえるでしょう。