文房具
2023/8/15 19:00

文房具好きの山崎怜奈が語る文房具総選挙2023。れなち的大賞も発表!

乃木坂46を卒業後、フォトエッセイを出版するなど一層活躍する山崎怜奈さんは、文房具愛好家としても知られる。そこで2021年の文房具総選挙でも本誌に登場、ノミネート商品をチェックしてくれた彼女を緊急招聘! 文房具総選挙2023の結果をどう見る!? 2年を経て環境も一変した山崎さん自身の “文房具観” の変化とともに語ってもらった。

※こちらは「GetNavi」 2023年7月号に掲載された記事を再編集したものです

 

文房具の進化は、驚きとワクワクを与えてくれるんです

山崎怜奈さん
やまざき・れな●2013年より乃木坂46の2期生として活動、2022年に同グループを卒業。自身がパーソナリティを務めるラジオ番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。」(TOKYO FM)が放送中。

 

──「文房具総選挙2023」の結果が出ました。今回は、その大賞を山崎さんにいち早く発表させていただきます!

 

山崎怜奈(以下、山崎) うれしい! でも、見た目だけではどれだか分からないですね。せっかくなので、発表していただく前に自力で当てたいと思います! まず目を引いたのが「ミックスライン」。2本並んだペン先のインク色の組み合わせが、反対色になっていたりしてすごくオシャレ。これは学生時代に出会っていたら絶対に使っていましたね。

 

学生時代に使いたかった文房具というと「クルトガ ダイブ」も捨てがたい。クルトガは、初めて発売されたころのものからずっと使っていたんですけど、新作はやっぱりスゴいですね。キャップがマグネットになっているので、ポケットやバッグの中で勝手に芯が出ちゃってる、なんてことも防げそう。デザインも大人っぽくて素敵だし「さすがクルトガ!」って言いたくなります。……それで、気になる結果は?(笑)

 

──大賞に輝いたのは「1冊でも倒れないブックスタンド」でした!

 

山崎 おめでとうございます! “本好き” として注目していたアイテムだったので、納得の結果ですね。これだと1冊で自立してくれるから、本同士の圧によって傷めずに整理できそうなところがポイント高い。家の中で「アレってどこにしまったっけ?」って迷子になってしまうこともよくあるけど、こうやって本の居場所を手軽に決められるのってすごく助かりますね。カユいところに手が届くアイテムだと思いました!

 

──山崎さんには、2021年の「文房具総選挙」でもインタビューさせていただきましたが、そのころから文房具のトレンドの変化を感じますか?

 

山崎 こうやって入賞した商品を見渡してみると「文房具」というジャンルの幅が広がっていることに気づくとともに、それぞれの商品が進化していることも実感します。例えば、この「メタシル」。鉛筆ってずいぶん昔からあるものなのに、まだ進化できるんだ! という驚きとワクワクを与えてくれますよね。

 

それから「フリクションボールノックゾーン」も。フリクションは昔からよく使っていましたが、インクがちょっと水っぽいように感じていて。でもこれは色も濃くしっかり出ている。フリクションの概念が一気に変わりました。

 

“ずっと付き合える” 文房具を求めるようになりました

──山崎さんが現在愛用している文房具もお持ちいただきました。

 

山崎 ROMEOのボールペンは、私が乃木坂46を卒業するときに、連載「山崎怜奈の言葉のおすそわけ」(Hanako Web)の編集部の方が贈ってくださったものです。女性らしい優美なフォルムで、見た目が美しいですよね。これは打ち合わせなど、お仕事で人とお会いする場面で使うことが多いです。というのも以前、谷原章介さんがペンケースから素敵なペンを取り出して使うのを見て、「自分もこんな大人になりたいな」と影響されて(笑)。こんなふうに、文房具が “大人の嗜み” を演出するアイテムとして機能するという発想を持つようになったのは、最近のことですね。

 

最近は新しい文房具が次々に出てくるなかで、「これからずっと付き合いたいと思えるかどうか」という基準で、手に取ることが多くなりました。たとえ消耗品だとしても「これは使い続けたい」と感じたら、あらかじめインクのリフィルをストックしておくことも増えて。今回の「文房具総選挙2023」にノミネートされた数々もそういう目線で見ていたし、このなかから付き合いが長く続く “お気に入り” に出会えれば、うれしいですね。

 

山崎怜奈さんがいま愛用する文房具はコレ!】

↑ROMEOのボールペン。本体に印字された「R」が私のイニシャルと同じというところも、運命的(山崎さん、以下同)

 

↑カキモリで購入して、万年筆のインクの奥深さに目覚めました

 

↑本に貼っても読書の邪魔にならないスリムさが便利でリピート中の付箋

 

↑いばらの蛇腹便箋。ふとしたときに身近な人へ手紙を書いて贈ることも多いため、持ち運びしやすい小さな便箋が重宝!

 

↑無印良品のペン。「うぐいすいろ」と「からしいろ」のインクは色味がやさしく、書きながら気分転換にも

 

いよいよ、れなち的大賞を発表!

文房具愛溢れる山崎怜奈さんに、文房具総選挙2023のノミネート商品から “れなち的” 大賞を選んでいただきました!

 

【第1位】キングジム「ラベルプリンター「テプラ」PRO SR-R2500P」

「スマホアプリと連携して使えて便利ですね。できあがりもオシャレだから、人に贈り物をするときにも “ギフト感” を演出できてうれしい!」

 

【第2位】ミドリ「クラフトテープカッター」

「クラフトテープの切り損じにストレスを感じていたのですが、これは切りやすくて気分もスッキリ。クリップで手軽にセットできるところも良いです。絶対欲しい!」

 

【れなち的特別賞】ラコニック「スタイルブックマーカー」

「自分のラジオ番組にお招きするゲストの方の著書を拝読する機会が多いのですが、付箋に書き込める文字数が少ないことに悩んでいて……これほど余白が大きく設けられていたらめいっぱい書き込めて、超実用的ですよね」

 

【Information】

■Book

山崎怜奈
「言葉のおすそわけ」
(マガジンハウス)

乃木坂46を卒業し新たな一歩を踏み出した山崎さんが、日常における小さな気づきや悩み行き着いた答えなどを綴ったWeb連載が1冊に。手書きへの強い思いも読み取れる。