~~東京コワーキングスペース探訪~~第1回「TRIEL 東京」
自宅では集中できず、カフェも落ち着かない。とはいえ、そのために事務所を借りたり、遠い会社まで行ったりするほどじゃない。そんなちょっとわがままなニーズに応えてくれると最近注目されているのが「コワーキングスペース」です。コワーキングスペースというと、フリーランスやクリエーターのためのものと思いがちですが、最近ではその日だけスポット的に使える「ドロップイン利用」が可能なスペースが増加。会社経営者やサラリーマンの利用者も増えています。ここでは、ドロップイン利用ができるコワーキングスペースを中心に、実際の利用者目線でそれぞれの店舗を紹介したいと思います。
第1回に取り上げるのは「TRIEL 東京」は、東京駅から4分、日本橋駅から1分という好立地にあるのが最大の利点。また、2016年7月にオープンしたばかりとあって、施設も非常にキレイです。
モニターを使ったプレゼンやスタンディングミーティングも可能
早速、施設内をチェックしていきましょう。2階と3階に施設がわかれていますが、ドロップイン利用で使えるのは2階にあるフリースペースと集中スペースの2か所。
フリースペースには、椅子とテーブルが一体化したノードチェアが数多く用意されており、一人で仕事するときはもちろん、複数人で向かい合って打ち合わせするといったときも自由なポジションで座れます。
また、面白いのが、画面を見ながらプレゼンや打ち合わせをすることができる、モニター付きのソファ席を用意していること。さらに、ソファ背面部には最近流行のスタンディングミーティングも可能なテーブルが備え付けられています。
コワーキングスペースで超重要な「イス」はハーマンミラーのチェアを完備
集中して作業したいという人には、会話・電話不可の集中スペースが便利です。ここは一人分のスペースが間仕切りされており、周囲が気になりません。
また、イスには世界的な有名チェアメーカー・ハーマンミラーのチェアを採用しています。実はこれ、非常に重要なポイント。イスにこだわってないコワーキングスペースでは、すぐに腰が痛くなってしまって仕事に集中できない、なんてことも多いのです。
このほか、電源やWi-Fiといった基本的な機能はもちろん完備。Wi-Fiに関してはかなり帯域に余裕があるそうです。フードなどはおかれていないものの、フリードリンクは完備(缶、ペットボトルは有料)。
また、コピー機なども利用でき、プリントやスキャンもできます(ドロップイン利用の場合は、受付コンシェルジュからカードを借りて利用するスタイル)。
料金としては、ドロップイン(コワーキング1DAY利用)の場合1日2000円。平日・土曜日は朝9時から、22時まで最終入館21時)、日曜祝日は18時まで(最終入館17時)利用可能です。
相場よりお得な月額会員もおすすめ
「TRIEL 東京」の最大の魅力はやはり、駅からの近さでしょうか。東京駅、日本橋駅からのアクセスの良さはもちろん、三越前などから徒歩圏内。ビジネスの拠点として活躍できそうです。
そしてもうひとつ大きな魅力があります。それはコワーキング月額会員の会費が1万3980円と安いこと。ビジネス系に強く、立地のよいコワーキングスペースは2万円前後のところが多く、1万円台前半は非常にお得だといえるでしょう。また、月額会員になると一度に3人までのゲストが2時間無料で利用できるほか、受付でのゲスト対応やお茶出しサービスなども用意されています。利用が多い場合は月額会員になるのも手だといえそうです。
また、受付コンシェルジュが常駐しており、さまざまなサービスに対応してくれるということ。ドロップイン利用の場合は、あまり使うことはないかもしれませんが、月額会員になると会員同士のマッチングなども行ってくれるそうです。
とはいえ、ハーマンミラーのチェアに座りながら丸1日仕事して2000円。しかもフリードリンク付きです。まずは、ドロップインで一度利用してみるのをおすすめします。
TRIEL 東京
●アクセス:JR「東京駅」北口から徒歩4分、東京メトロ「日本橋駅」B5出口から徒歩1分 ●利用料:月額会員;1万3980円/1DAY利用:2000円 ●利用時間:平日・土曜日:9:00~22:00/日曜日・祝日:9:00~18:00