マッチョな身体を作るには、筋トレが役に立ちます。しかし、キューバには前代未聞の手法でボディメイクをしている男性がいました。
リノ・トマセン・カマチョさんが行っているのは、腕、手首、拳、肘、脚の脛など、身体のあちこちを自分でトンカチで叩くという、なんとも手荒なトレーニングです。
カマチョさんは、このトレーニング方法を15歳のときから始め、1日1000回も身体を叩いていると言います。そんな彼を人々は「キューバの鉄人」と呼ぶそう。トンカチで叩いた拳は、傷のようになって皮膚の色が変わり痛々しい状態になっていますが、彼にとってはそれも一種の勲章かもしれません。
最近では、この珍しい手法が話題となり、カマチョさんは地元のTV番組に出演するなど、ちょっとした有名人になっているようです。キューバの首都ハバナで行われる著名なコンサートのオープニングに出演することも決まったそうで、ますます箔が付いています。
もはやカマチョさんのトンカチトレーニングは、一種のパフォーマンス。道端でトンカチで身体を叩く様子を人々に見せたり、ときにはサルサの音楽に合わせてノリノリで叩いたり。将来、関節炎にならないように、ほどほどに叩いてほしいものです……。
【主な参考記事】
Need To Know. Ironman hits himself 1,000 times a day with mallet. Aug 15 2023