スマイリング・シンデレラの“神対応”に現地から脚光が注がれている。
海外女子ゴルフの今季メジャー最終戦、AIG全英女子オープンに出場した2019年女王の渋野日向子は、初日、2日目ともに「75」とスコアを伸ばせず、通算6オーバーの105位で予選落ち。前週のスコットランド女子オープンでは、2日目まで首位を走り、16位フィニッシュするなど、今大会を上り調子で迎えていたが、決勝ラウンドに進むことはできなかった。
The Smiling Cinderella!
Hinako Shibuno is in high spirits ahead of the AIG Women’s Open. pic.twitter.com/P185hXdONK
— AIG Women’s Open (@AIGWomensOpen) August 9, 2023
不本意な結果に終わった渋野だが、そんな中で今回、注目を集めているのが、予選落ち後に見られた振る舞いだ。大会公式X(旧ツイッター)が掲載した動画には、ラウンド後もしばらく会場に残り、ファンサービスをする渋野の姿が収められている。ゴルフボールやキャップにサインをすると、記念撮影にも快く応じ、「ありがとー」と笑顔を見せていた。
投稿の文面には、「ヒナコ・シブノは予選落ちを喫したかもしれない…。ただ、スマイリング・シンデレラは、いつもファンのために時間を割き、敬意を忘れない」と綴られており、大会公式もその神対応ぶりに感心した様子。海外ファンからも多くの称賛コメントが寄せられ、悔しい敗戦後も変わらないその物腰柔らかな人柄は、観るものを大いに魅了しているようだ。
Hinako Shibuno may have missed the cut…
But the Smiling Cinderella always has time and respect for her fans ? pic.twitter.com/vnJHxhH6oS
— AIG Women’s Open (@AIGWomensOpen) August 11, 2023
また、悔しい結果で大会を後にした渋野は、14日にインスタグラムを更新し、「うまくいかない日々が続き久しぶりの投稿をこういう文章でまとめないといけないことがとても悔しくて、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と現在の心境を吐露。キャディーやマネージャー、ファンへの感謝を記し、「まだまだこれからも前を向いて頑張ります」と決意を綴っていた。
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海外女子ツアーのシーズン終盤を迎えている渋野。次戦は、現地24日からカナダ・バンクーバーで開催のCPKC女子オープンに出場予定だ。