MetaがX(旧Twitter)対抗アプリ「Threads」のウェブ版を今週中に立ち上げると、米The Wall Street Journalが報じています。
Threadsはわずか5日間でユーザー1億人を突破していたものの、最小限の機能しかなかったためか、DAU(デイリーアクティブユーザー。実際に使っている、1日当たりのユーザー)が激減していました。ローンチから1週間後にはAndroid版アプリのDAUが半減、8月にはピーク時から82%減ったとの調査結果もあります。
そうした人気急落を受けて、マーク・ザッカーバーグCEOは今月初めにより良い検索機能やウェブ版を「今後、数週間以内に追加する」と約束していました。
今のところThreadsの投稿をウェブ、つまりPCのブラウザで確認できるものの、投稿したりフォローするなどアプリにある機能は使えません。そのため不便だとの声も多く、対応が急がれていた印象があります。
しかしWSJは情報筋の話として、この機能の「ローンチ計画は最終的なものではなく、変更される可能性もある」とも但し書きを付けています。Instagram責任者でThreadsも担当するAdam Mosseri氏は先週、社内で「初期バージョンを1〜2週間テスト」しているが、広く公開する前に「いくつかの作業が必要」だと述べていました。
先週末、Xオーナーのイーロン・マスク氏は「ブロック機能はDM以外は削除する」と述べて物議を醸していました。競合するThreadsが機能を充実させていけば、そちらに引っ越すユーザーが増えるのかもしれません。
Block is going to be deleted as a “feature”, except for DMs
— Elon Musk (@elonmusk) August 18, 2023
Source:The Wall Street Journal
via:The Verge