キャンピングカーで寝泊まりしながら、行きたい場所を旅してまわる生活。そんなバンライフを1匹の犬と共に満喫しているカップルが自宅に選んだのは、元は警察の機動隊で使われていたバンでした。
このカップルは普段からTikTokでバンライフを投稿しており、先日「これが私たちの車両付きの小さな家」と“自分たちの城”を紹介。もともと警察の機動隊のクルマだったというバンですが、警察車両に入っているオレンジのラインと「POLICE」の文字、さらに上部の警光灯はないため、「警察で使われていた」と聞かなければわからない見た目です。
ただ、クルマの中には「Screen Guard Release(防護盾をおろす)」「Do not drive with side door open(サイドドアを開けたまま走行しないように)」「fire extinguisher(消火器)」などのマークがそのまま残されていて、確かに警察車両として使われていた形跡があります。
ただし、これらを除けば、車内にはベッド、ソファ、ミニキッチン、簡易トイレなどが設置されており、快適なキャンピングカーそのものです。飼い犬や彼女がベッドで寝そべる姿や、ソファでくつろいでいる日々の様子を紹介した投稿を見れば、彼らがこのクルマをとても気に入って、快適に暮らしていることがわかります。
投稿を見たユーザーからの「改造にいくらかかった?」という質問に、彼らは「だいたい1万4000ドル(約200万円※)」と回答。ただし、そのうち車両代が1万ドル(約145万円)かかったことを明かしています。ソーラーパネル、ヒーター、冷蔵庫なども買ったというから、このカップルはかなり上手にやりくりして、自分たちの家を作り上げたのかもしれません。
※1ドル=約146円で換算(2023年8月25日現在)
日本では、警察車両として使われたクルマが中古車市場に出回ることはないようですが、もしレアなクルマがあったら、それをキャンピングカーに活用するというのも面白いかもしれませんね。
【主な参考記事】
New York Post. Man converts police riot van into a tiny home on wheels for $14,000. Aug 23 2023