アップルは9月13日午前2時(日本時間)に、スペシャルイベントを開催することを発表しました。この場では「iPhone 15」シリーズの登場が確実視されていますが、最上位モデル「iPhone 15 Pro Max」だけ発売が3~4週間遅れるかもしれないとの予想があります。
しかし、著名アナリストが8月28日に「iPhone 15 Pro Maxは今週から大量に出荷される」と主張しており、発売は遅れないと示唆しています。
アップルの未発表製品に詳しいMing-Chi Kuo氏は、「特にiPhone 15 Pro Maxの出荷が遅れるのではないか」との市場の懸念に触れつつ、実際には「今週から大量出荷が開始」との予想を述べています。
Apple could see a rebound in its stock price ahead of new product announcements in September and could become the world’s largest smartphone brand by 2023 and 2024 / Apple在9月新產品發布前或迎來股價反彈機會,並可望在2023與2024年成為全球最大智慧型手機品牌https://t.co/TFqmssVFKE
— 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) (@mingchikuo) August 28, 2023
先週の噂では、「iPhone 15 Pro Maxに使うイメージセンサーの出荷を、カメラ部品の供給元であるソニーが間に合わせられない」ために遅れると伝えられていましたが、そうしたパーツ供給の目詰まりが解消されたのかもしれません。
iPhone 15シリーズは、4モデル全てにUSB-Cポートとダイナミックアイランド(画面上部の楕円状スペース)が搭載される見通しです。そのうちProモデルにはチタン合金のフレーム、さまざまな機能が割り当てられるアクションボタン、より高速な「A17 Bionic」チップなど、数々の要素が追加される予想です。
さらに、iPhone 15 Pro Maxのみが「ペリスコープ望遠レンズ」を搭載するとの見方が有力。これにより、従来の3倍よりも高い5~6倍もの光学ズームを実現すると噂されています。
それほどリッチな仕様だけに、iPhone 15 Pro Maxは前モデル(iPhone 14 Pro Max)よりも最大で200ドル(約3万円※)は値上げになるとのサプライチェーン情報もありました。
※1ドル=約146円で換算(2023年8月31日現在)
しかし、Kuo氏は「iPhone 15 Pro Maxが、iPhone 15シリーズに対する受注の35~40%を占め、最も高いシェアになる」と予想しています。値上げをモノともしないほど、魅力的な機種となりそうです。