ミシュランガイドに掲載されたレストランは、どうしても高級店が多く、食事にもそれなりのお金がかかってしまいます。そこで、英国の金融企業・John Lewis Financeは、「お手ごろな価格でおいしい料理を食べられる店が多い都市」を調査。お得にグルメを堪能できる世界の都市がランキング形式で発表されました。
世界的な飲食店の格付けである「ミシュランガイド」。最高ランクである三つ星は、「そのために旅行する価値のある卓越した料理を出す店」とミシュランではうたっています。そんなお店では、当然ながらそれなりの価格の料理がメニューにずらりと並びます。
そこで、John Lewis Financeではミシュラン独自の基準を参考に、ミシュランガイドに掲載されている世界の1万6000軒のレストランから、平均で25ポンド(約4500円※)未満で食事を楽しめる店をピックアップし、「お財布にやさしいグルメな店が多い都市」をランキング形式でまとめました。その結果は以下の通りです。
※1ポンド=約181円で換算(2023年10月6日現在)
- 1位 東京(77軒)
- 2位 韓国(59軒)
- 3位 大阪(46軒)
- 4位 バンコク(43軒)
- 5位 京都(40軒)
- 5位 台北(40軒)
- 7位 台南(35軒)
- 8位 広州(24軒)
- 9位 ジョージタウン(23軒)
- 10位 台中(22軒)
9位のジョージタウン(米国)を除き、すべてアジアの都市が占める結果となりました。1位は東京で、3位の大阪、5位の京都を含めて日本の3都市がランクイン。欧米ではインフレが日本以上に進んで物価高であることから、飲食店の平均価格も上がっているのでしょう。その結果、アジアの都市の名前が多く挙がったのは、当然かもしれません。
ヨーロッパに限って見てみると、上位の都市には、コペンハーゲン(デンマーク)、パリ(フランス)、プラハ(チェコ)、リヨン(フランス)、ナポリ(イタリア)などが並んでいます。
グルメを重視した旅行を考えているのなら、この結果を参考にしてみてはいかがでしょうか?
【主な参考記事】
John Lewis Finance. Discover the world’s best cities for affordable MICHELIN dining.