スポーツ
2023/10/12 21:30

「会場全体が涙に包まれた」亡き藤井直伸さんと戦い抜いた男子バレー日本代表に海外反応

FIVBパリ五輪予選/ワールドカップ(W杯)プールBで5勝2敗の2位となり、五輪出場権を獲得した男子バレーボール日本代表(世界ランク4位)。10月7日には、東京・国立代々木競技場第一体育館でスロベニア代表(同7位)を3-0のストレートで下しているが、この勝利後に見られた“感動のシーン”が海外でも反響を呼んでいる。


エジプト代表(同18位)との2戦目で黒星を喫しながらも、そこから見事な4連勝で五輪への切符を勝ち取った日本代表。今回、スロベニア撃破後の場内インタビューで話題となっているのが、セッター関田誠大が着用していたユニフォームだ。それは、今年3月に胃がんのため31歳で急逝した元日本代表・藤井直伸さんの背番号3だった。


同シーンを受け、バレーボール専門サイト『Volleyball World』は、公式X(旧ツイッター)を更新。「全てはナオノブ・フジイのために」と書き始めると、「セキタとチームメイトが今年亡くなった友人、チームメイトに勝利を捧げ、国立代々木競技場の全体が涙に包まれた。フジイさん、彼らはあなたの誇りだ!」と力強く続けている。

 

この投稿には、X上でも反響の声が続々。「関田くんが着るのはなぁ…号泣しちゃうよ…」「藤井さんが背中を押してくれたよね、きっと」といった国内ファンのコメントに加え、「涙が止まらない」「あなたがここにいてくれたらいいのに」「これには泣いた。フジイさん、彼らはやったよ」などと海外からも数多くの反応が寄せられていた。

 

一昨年の東京五輪では、29年ぶりの決勝トーナメントへ進出し、7位で大会を終えていた日本代表。フランス・パリで開催される大舞台では、はたしてどんな活躍が見られるか。彼らの躍動に期待したい。