FIVBパリ五輪予選/ワールドカップ(W杯)プールBで5勝2敗の2位となり、五輪出場権を獲得した男子バレーボール日本代表(世界ランク4位)。10月7日には、東京・国立代々木競技場第一体育館でスロベニア代表(同7位)を3-0のストレートで下しているが、この勝利後に見られた“感動のシーン”が海外でも反響を呼んでいる。
JAPAN 🇯🇵: See you in @Paris2024!
After all they’ve been through, Ryujin Nippon have directly qualified to the 2024 Olympic Games at home and in front of more than 10,000 fans!
🏐 #SeeYouInParis #volleyball #男子バレー pic.twitter.com/aH8utkpjW5
— Volleyball World (@volleyballworld) October 7, 2023
エジプト代表(同18位)との2戦目で黒星を喫しながらも、そこから見事な4連勝で五輪への切符を勝ち取った日本代表。今回、スロベニア撃破後の場内インタビューで話題となっているのが、セッター関田誠大が着用していたユニフォームだ。それは、今年3月に胃がんのため31歳で急逝した元日本代表・藤井直伸さんの背番号3だった。
ALL FOR FUJII NAONOBU 🕊️.
There was no dry eye 🥹 at Yoyogi Stadium with Sekita & his teammates dedicating their victory to their friend & teammate they lost this year.
Fujii, they’ve made you proud!
🏐 #SeeYouInParis #volleyball #男子バレー pic.twitter.com/TvfZ2smAez
— Volleyball World (@volleyballworld) October 7, 2023
同シーンを受け、バレーボール専門サイト『Volleyball World』は、公式X(旧ツイッター)を更新。「全てはナオノブ・フジイのために」と書き始めると、「セキタとチームメイトが今年亡くなった友人、チームメイトに勝利を捧げ、国立代々木競技場の全体が涙に包まれた。フジイさん、彼らはあなたの誇りだ!」と力強く続けている。
この投稿には、X上でも反響の声が続々。「関田くんが着るのはなぁ…号泣しちゃうよ…」「藤井さんが背中を押してくれたよね、きっと」といった国内ファンのコメントに加え、「涙が止まらない」「あなたがここにいてくれたらいいのに」「これには泣いた。フジイさん、彼らはやったよ」などと海外からも数多くの反応が寄せられていた。
一昨年の東京五輪では、29年ぶりの決勝トーナメントへ進出し、7位で大会を終えていた日本代表。フランス・パリで開催される大舞台では、はたしてどんな活躍が見られるか。彼らの躍動に期待したい。