Qualcomm(クアルコム)が、PC向けの新型プロセッサ「Snapdragon X」を発表しました。
すでにPC向けに「Snapdragon 8xc」などを投入している同社ですが、今回発表されたSnapdragon Xは、独自開発のCPU「Oryon」を採用していることが特徴です。ARMアーキテクチャをベースとしたOryonは、2021年に買収されたNuviaにより開発されたCPU。その開発には、元Appleのエンジニアがかかわっているのです。
SemiAccurateによれば、OryonのパフォーマンスはAppleの「M2」チップよりわずかに優れているとのこと。これを引用して海外メディアのWindows Centralは、「Snapdragon XがM2を上回れば、Windows PC業界にとって大きな勝利となり、QualcommのノートPC市場における素晴らしいスタートになる」と予測しています。
Snapdragon Xはその他にも、人工知能処理を担当するオンデバイスのNPU(ニューラル・プロセッシング・ユニット)を搭載。また、5Gへの接続も可能となっています。
Snapdragon Xの詳細は10月下旬に開催されるSnapdragon Summitで明かされますが、やはり搭載製品のパフォーマンスが気になるところです。
Source: Qualcomm via Windows Central