ファーウェイ・ジャパンは10月17日、オーディオグラス「HUAWEI Eyewear 2」を発表しました。テンプルがブラックのモデルと、素材にチタニウムを採用したモデルをラインアップし、市場想定価格はブラックが3万7800円(税込)、チタニウムが4万7800円(税込)です。発売はブラックが11月9日、チタニウムは11月以降となっています。
発表した製品は、2022年に登場して楽天やAmazonでカテゴリの上位を占めるなど、好評を博したという「HUAWEI Eyewear」の後継モデルです。前モデルは音質のよさや通話品質の高さ、オープン型イヤホンにあたる点が評価された一方で、バッテリー駆動時間の短さや、充電方法の煩雑さが不評だったとのこと。HUAWEI Eyewear 2は懸念となっていたバッテリー駆動時間を長くしたほか、装着感や音漏れ防止性能を高めた製品となっています。
音楽再生で約11時間、通話で約9時間使用が可能なバッテリーを搭載。また、約10分の充電で最大約3時間の音楽再生が可能な充電速度を実現しています。なお、充電の煩雑さについては、これまで同様専用の充電ケーブルが必要です。
メガネ本体はリムやテンプルの軽量化によって鼻への負担を改善したほか、テンプルをより細くするなどで薄型軽量化。加えて丁番に弾性をもたせることで、頭部の圧迫感を軽減しています。
音質では、テンプル部分に同一指向型のデュアル振動板を搭載し、低音に迫力をもたせたほか、出音の設計によって高周波帯域幅が16kHzまで拡大されたことで、きめ細やかな音質表現が可能になったとしています。
さらに、ユーザーに聴こえる音と逆の音波を発生させる「逆音波アルゴリズム」も2.0に進化。これにより音漏れ性能を向上させています。加えて環境音の大きさを検知し、エレベーターなどの静かな環境では音量を自動で下げる「スマート音声調整アルゴリズム」もアップデートさせ、通話漏れを防止します。
また、マイクの配置を見直し、下向きのマイクで音をクリアにキャッチ。独自のノイズ軽減アルゴリズムも搭載し、通話時の風によるノイズを低減させています。
ファーウェイ・ジャパンとしては、オフィスワークのほかに、自宅で育児をしながらエンタメコンテンツを楽しんだり、アウトドアで使用したりといったシーンを想定しているとのこと。前モデル同様、高い人気を獲得できるのかに注目したいところです。