最近、物産展やアンテナショップ、空港でも見かけるようになってきた「イカ天瀬戸内れもん味」は、「まるか食品」が製造するスナック菓子です。「まるか食品」というとインスタント食品好きの方なら「ぺヤングを出してる会社?」と思うかもしれませんが、実は全くの別会社! 2014年には結構な風評被害を受けたそうですが、「イカ天瀬戸内れもん味」のヒットで、いまでは風評被害などどこ吹く風の大躍進を遂げています。陰ながら応援していた筆者も、ほっとひと安心。パリッパリの食感と磯の香り、そこにレモンの香りが、合うわ~(涙)。これを開発した人は、まさに天才ですね。
広島県はレモンの生産量日本一!
広島県は2年前からイチオシの農産物として、瀬戸内産レモンのPRに力を入れて来ました。あまり知られていませんが、実は広島県はレモンの生産量日本一! しかもここ数年の話ではありません。何十年にもわたってレモンの生産量が日本一だったにもかかわらず、それを広島県民でさえも知りませんでした。そこに目を付けたのが「まるか食品」。同社はもともと5m以上ものフライヤーで入口、中間、出口の3か所で油温度を変えて、なかまでじっくり揚げることで、他ではできないサクッとした軽い味わいのフライ菓子を提供。そこに、広島自慢のレモン果汁を独自に開発して投入したのが「イカ天瀬戸内れもん味」なのです。
うどんの具としてもかな~りうまい!
「イカ天瀬戸内れもん味」は、サクッと軽やかな歯応えとレモンならではの酸味がやみつきになります。そんなうま味をさらに引出す料理が、イカ天瀬戸内れもん味を使った「うどん」。要は、素うどんに「イカ天瀬戸内れもん味」をパラパラッとかけるだけのお手軽料理です。「スナック菓子をうどんの具に~?」と思った方もいるかもしれませんが、全然そんなことはありません。うまいです! マジで。
レモンの酸味が、お汁に染みるわ~(涙)
早速うどんにパラパラッとかけてみましょう。するとどうでしょう、イカ天瀬戸内れもん味にうどんのお汁が吸収されて、イイ感じにふやけていきます。「イカ天」と「うどん」の相性がいいのは言わずもがなですが、イカ天瀬戸内れもん味の場合、柑橘の味と香りが広がり、さらに好相性! うどんのお汁に程良い磯の香りとレモンの酸味が加わって、染みるわ~。
ふやふやのイカ天瀬戸内れもん味が、これまたうまい!
実物を見ていただきましょう。イカ天瀬戸内れもん味をうどんにかければ、すぐに写真のようにふやふやになります。これを箸でうどんと一緒につまんで、ズルズルっと豪快にすすれば、お口の中はもう瀬戸内海!! 豊富な海の幸と、太陽をたくさん吸収したレモンが織りなす小宇宙と化します。ちなみにうどんのお出汁は、関西系の白出汁がオススメ! スッキリとした口当たりで、レモンの味と香りが引立ちますね。日本人に生まれて良かった~(涙)
ショップ情報
まるか食品株式会社
TEL:0848-48-5585
住所:広島県尾道市美ノ郷町本郷455-10
文・写真/本間 新