近年は多くの海外ブランドが日本にも進出していますが、なかでも最近話題になっているのが「スタンプド(STAMPD)」というブランドです。
同ブランドはアメリカL.A.発のファッションブランド。デザイナーの「クリス・スタンプド(Chris Stampd)」は、ファション&スニーカー界のカリスマでありラッパーでもあるカニエ・ウェストや、音楽プロデューサーのタズ・ アーノルドなどと親交が深く、いま最もスタイリッシュなデザイナーとして注目されています。
そしてこのたび、そんなスタンプドが「プーマ(PUMA)」とのコラボレーションモデルを発表。L.A.発の要注目ブランドからプーマの別注モデルが登場したとあれば、チェックせずにはいられません! ということで、今回はスタンプド×プーマのコラボモデル「ステイツ(STATES)」を深堀りしていきたいと思います。
まずはじめに、今回のコラボレーションモデルを見て「これってクライド(CLYDE)じゃないの?」って思った方も多いと思います。実はこれ、クライドと同一のモデルで、ヨーロッパで発売された際のモデル名が“ステイツ”なのです。
かつて1980年代にアメリカでヒップホップカルチャーが盛り上がりを見せ始めたころ、その象徴的モデルとしてヨーロッパでも同モデルが発売されました。そのときに“UNITED STATES OF AMERICA”の“STATES”を抜き出したのが、同モデルの由来なのです。それでは、プーマの名モデルをオマージュしたスタンプドによるアレンジを、とくとご覧ください!
スニーカーの原点回帰を試みたクラシックな素材づかい!
アッパーには毛足の長いスウェードを使用。パッと目はワイルドですが、よく見ると落着きのある雰囲気が演出されています。
プーマならではのラインのマークもしっかり健在。毛足の長いスウェードの奥をよくみると、パンチングでしっかりと施されています。
インソールにはコラボレーションの証ともいえるスタンプドとプーマのアイコンをオン。このモデルでは、シンプルで控えめなプリントが配されています。
アッパーの内側にはしなやかな表革が貼られているので、とても脱ぎ履きがしやすい印象。足への当たりもソフトなので、履き心地は極めていいですね。
スタンプドとプーマのコラボレーションモデルは過去にも何度か登場しているのですが、いずれもハイテクなモデルでした。なので今回もハイテクだろうと思っていたら、なんとローテク……。しかもワタクシの大好きなコートシューズということで、その意外性にやられました! 毛足の長いスウェードは冬の装いにピッタリなので、ぜひ一度手にとってみてください。
PUMA STATES×STAMPD 2万8080円
プーマのコート スタイルとスタンプドとのコラボレーションシューズ。アッパーにはイタリア製スウェード、ヒールにはPUMAのレザーブランディングを使用し、シンプルでモダンな一足に仕上げています。
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