衣類ケアはドラム式洗濯乾燥機があればほぼ事足りる時代だが、一部や少量だけケアしたいときに 洗濯機を回すのはムダ。活躍の機会は限定的でも、“セカンド”として重宝するアイテムをピックアップした。
※こちらは「GetNavi」2023年12月号に掲載された記事を再編集したものです。
私がチェックします!
家電プロレビュアー 石井和美さん
白物家電や日用品を中心に執筆。戸建てのテストスペース「家電ラボ」で大型家電も数多くレビューする。
【その①】衣類や布製品の気になる汚れに超音波で素早くアプローチ
シャープ
超音波ウォッシャー UW-X1
衣類などの部分汚れを超音波でスピーディに除去。毎秒約3万8000回の超音波振動が、水を含んだ繊維の隙間に真空の泡を発生させ、泡が弾けるときに生じるパワーで汚れを弾き飛ばす。衣料用漂白剤を併用すれば黄ばみの洗浄にも対応。
<石井‘s Check>
「洗濯機のほかに用意しておくと便利なペン型シミ取り。ワイシャツの襟の黒ずみなど、汚れが気になる場所をピンポイントで予洗いしておくと、シミや黄ばみが気にならなくなります」
【その②】わずか20秒で起動してハンガーに掛けたままシワ伸ばし
スチーマリー
サイラスX
北欧発の衣類ケアブランドが手掛けるハンドスチーマー。起動時間わずか20秒ながら平均噴射約18g/分のパワフルなスチームで、忙しい朝や出張先でも素早くシワを伸ばせる。ハンギングループでフックやハンガーに掛けて収納可能。
<石井‘s Check>
「ハンディタイプの衣類スチーマーは、アイロンと違いハンガーに掛けたままでシワが伸ばせます。スーツにはアイロン、急いでいるときや普段着るシャツにはスチーマーと使い分けると便利!」
【その③】収納しやすく必要なときに効率良く乾燥できる
スリーアール
クルラ 折り畳み衣類乾燥機 ぽけどらい さっと
使うときだけパッと開いてサッと乾燥できる、折り畳み式の衣類乾燥機。カバー内の空間で効率良く乾燥するため、数枚だけ乾かすときの時短になる。外気温が低く乾きにくい冬期シーズンのほか、梅雨や花粉の季節など、外で干せない時期に活躍。
<石井‘s Check>
「普段はクローゼットなどに掛けておき、必要なときだけ広げて使えます。数枚だけで乾燥機を回すのがもったいないときのほか、急ぎで乾かしたいときにもコレがあれば慌てません!!」
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トクハラ・テクノロジー
バケツ洗濯機
バケツ型の洗濯槽で約500gまでの洗濯物を洗える小型洗濯機。ペットの服や泥だらけのユニフォーム、雑巾なども気兼ねなく洗えて、ほかの衣類といっしょに洗いたくないものを洗う「分け洗い用」に便利だ。