アップルの指紋認証技術「Touch ID」が「iPhone 16」シリーズで復活することはないとの情報が、中国語SNSのWeiboで飛び交っています。
Touch IDは指紋を利用した生体認証技術で、2013年に発売された「iPhone 5s」に初めて搭載されました。現在のiPhoneのフラッグシップモデルでは顔認証技術「Face ID」に置き換えられていますが、「iPhone SE(第3世代)」では引き続き利用されています。
Weiboの投稿によれば、Touch IDに必要なチップを製造する設備のほとんどは現在停止しており、唯一残っているユニットはiPhone SE(第3世代)向けに稼働しているとのこと。これにより、iPhone 16でTouch IDが復活する可能性はほぼなくなったと指摘しています。また、次期「iPhone SE(iPhone SE 第4世代)」でも、Touch IDではなくFace IDの搭載がうわさされています。
アップルは2026年に「ディスプレイ下指紋認証技術」を導入するとの情報もある一方、将来のiPhoneにはディスプレイの下にFace IDが埋め込まれるとの予測もあります。同社がどちらを選択するのかは現時点で不明。
画面を見なくてもiPhoneをアンロックできるなど、利点も存在するTouch ID。しかし、今後その技術がiPhoneに戻ってくる可能性は低そうです。