アップルの次期廉価版iPhone、通称「iPhone SE 4」の登場は数年先と見られていますが、すでに「iPhone 14をベースにしながら、一部スペックを改良」とのうわさが伝えられています。
これらの情報を総合して、iPhone SE 4がどのように見えるかを3DCG動画で作成したデザイナーが現れました。
デザイナーの4RMD氏は、アップルのCM風にしたコンセプト動画をYouTubeで公開。今までのうわさに基づき、その姿はほぼiPhone 14。現行のiPhone SE(第3世代)まで採用され続けたTouch ID(指紋認証)内蔵のホームボタンがなくなり、顔認証のFace IDを搭載しています。
ディスプレイは4.7インチから6.1インチと広く、液晶から有機ELパネルに移行し、ノッチ(画面上部の切り欠き)も備えています。
ただし、背面カメラはiPhone 14の2つと違い、たった1つ。とはいえ、以前のiPhone SEに搭載されていた1200万画素ではなく、4800万画素にアップグレードすると言われており、この動画にもそれが反映されています。
この動画で強調されているもう1つの点は、アクションボタンの搭載。今のところiPhone 15 ProやiPhone 15 Pro Maxの独占機能であり、iPhone 14やiPhone 15にも搭載されていません。より安価なモデルが上位機種にない機能を備えるのは驚きですが、登場が2025年以降だとすれば、iPhone全モデルの一部として定着している可能性が高そうです。
また、iPhone 14のLightning端子に替えて、USB-Cポートを搭載。2025年以降、EU域内では全て新規発売されるスマートフォンの充電端子としてUSB-Cの採用を義務づけられるため、こちらも不思議ではないでしょう。
このコンセプト動画では、米国での価格はわずか499ドル(約7万4000円※)に設定しています。現行の第3世代モデルより少し高めですが、製造コストの上昇や機能の強化を考えれば、この価格には収まりにくそうです。
※1ドル=約148円で換算(2023年11月28日現在)
Source:4RMD(YouTube)
via:PhoneArena,Tom’s Guide