「デザインや機能性に注目したいポータブルオーディオ機器」を、イラスト入りでレビューする本企画。今回取り上げるのは、AVIOTの完全ワイヤレスイヤホン「TE-D01i2」です。
直販では、1万3310円(税込)で買えるモデルですが、その最大の特徴は“女性ユーザー”をターゲットにしたデザイン! これぞ、女性の筆者から見てもリアルに「可愛い!」と思うイヤホンを実現している逸品です。
何がすごいって、「芸術的」とか「個性派」とかの範囲の可愛いではなく、フェイスプレートにフラワーモチーフをあしらうという、超ストレートなデザインで可愛いを実現していること。これには拍手。
かつてパナソニックから販売されていたヘッドホン「RP-HTX7」(レトロ感が可愛かった)のように、「女性がヘッドホン/イヤホンを選ぶならまずこれ!」という地位をガッツリ狙ってきた感がありますし、実際そのルートを外していません。
元々、初代モデルの「TE-D01i」から可愛いデザインは生きており「映えるイヤホン」として人気が出ていたのですが、新しいTE-D01i2では通話中のノイズキャンセリング機能に対応するなどグレードアップ! 使い勝手がより良くなっているんです。
あまりにも可愛いので、ここでは女性ファッション誌によくある「1週間着回しコーデ」風に、TE-D01i2の使用シーンと機能性を紹介しちゃいましょう。以下、11月中旬のとある一週間を過ごす、音楽好きの女性ライターを想定しています。
耳元から変えたい! TE-D01i2と過ごす週間Diary
【DAY1】月曜日
TE-D01i2を手に入れた初日、早速カフェでの原稿執筆中に、スマホと接続して音楽を聴いてみる。イヤーピースが6種類も入っているから、自分に合うサイズを見つけやすくてうれしい。
仕事に勢いを出すためまず再生するのは、Official髭男dismのアルバム「レポート」の1曲目「始まりの朝」。いつも聴いてるビューティフルロックが、イヤホンを変えると新鮮な曲に。低音と高音にしっかりメリハリがあって、より開放感がありエモさが増してくる。
左側のフェイスプレートを1.5秒タップすると再生音楽の音量が下がり、外音取り込み機能をオンにできるのも便利。ノイズキャンセリング機能はあまり強くなくナチュラルな効き方かなあ。
【DAY2】火曜日
今日は自宅でTE-D01i2をパソコンとBluetooth接続して、担当編集さんとオンライン会議。「実は新しいイヤホンなんです」って自慢したら、女性の編集さんから「可愛いですね」って画面越しに褒められちゃった。こういう会話が生まれる感覚、新しいアクセサリーを着けたときに近いかも?
マイク性能も好調で、声も先方にしっかり届いたよう。しかもTE-D01i2は最大9時間連続で音楽再生できるとアナウンスされていて、確かにこの2日間ケースを充電せずとも、バッテリーはしっかり持っていることに気が付いた。
【DAY3】水曜日
今日は朝から雨降りの中を取材先へ。ブラックのゴアサイド防水ブーツを履いているので、足元がやや重めのコーデだけど、TE-D01i2のおかげで耳元は鮮やか。こういう日こそ、顔まわりには華やかなものを着けたい。
午後はオンライン打ち合わせなので、ここでもTE-D01i2を活用。改めて、在宅ワークやオンライン会議といった今どきの仕事スタイルと完全ワイヤレスイヤホンの相性、最高です。
【DAY4】木曜日
TE-D01i2には2種類のフェイスプレートが同梱されているので、今日はなんとなく付け替えてみた。そういえば、ポタオデ界でフェイスプレートと呼ばれているこのパーツ、本製品では「メイクアップチップ」ってネーミング。
これ、女性としてはネイルチップ(つけ爪)を想起しやすくて、「付け替える」という行為に直結するネーミングなんだよね。うまいなあ。
【DAY5】金曜日
午後の隙間時間を狙って、2か月ぶりに美容院へ。これまでは前下がりのミディアムヘアにしていたけど、今回はサイドの髪を耳にかけやすい形のボブでオーダー。今後もTE-D01i2で音楽を聴くことが多くなりそうので、耳を出しやすい髪型に。
【DAY6】土曜日
自宅でゆっくり過ごしている夫から、「それいいね」って、新しい髪型とイヤホンをまとめて褒められた休日。TE-D01i2は、男性から見ても目を引くデザインみたい。しかも試しに音楽を聴かせてみたら、「結構いいね。低音に量感がありながらもボワついてないし、ボーカルが聴きやすい」とのこと。
夫は気になったようで公式サイトまで見に行き、「Bluetoothコーデック、AACとaptXにも対応してるんだ」と感心してた。
【DAY7】日曜日
今日は午後から一人で近所のカフェに行って、企画の資料チェックも兼ねてゆっくり読書。もちろんTE-D01i2で大好きな大滝詠一「A LONG VACATION」を聴きながら。可愛い完全ワイヤレスイヤホンを手に入れたら、仕事中もちょっとテンションの上がった1週間だった。
見た目で選んでも失敗しない
いかがでしたか? そう、このTE-D01i2、デザイン推し一辺倒かと思いきや、意外とそうでもないんです。搭載するドライバーは10mm口径のダイナミック型で、従来モデルより大口径化。つまり低域の力感が増しています。
上述の通り、ノイズキャンセリング機能や外音取り込み機能も付いているし、BluetoothコーデックはSBCだけでなくAACとaptXにも対応。スペックだけ見たら、1万円台前半で買える完全ワイヤレスイヤホンとして、求められる基本性能をちゃんと網羅しているんです。
つまり、単に見た目で選ばれやすいだけではなく、「見た目で選んでも失敗しない完全ワイヤレスイヤホン」になっているということ。今どきの「女性向け」はこうでなくっちゃ。
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