チャットサービスのDiscordは、モバイル版アプリで大型アップデートを実施しました。画面レイアウトが一新されており、外出先でフレンドと音声およびビデオ通話をしやすくなることに重きが置かれています。
新たなレイアウトでは、アプリ左下にサーバータブを表示。さらにタブを開くと全てのサーバーが表示され、サーバーをタップするとタブが開き、スクロールしてチャンネルを選びます。
また、メッセージや通知の隣に、ユーザーがプロフィールや設定を編集できる「You(あなた)」タブも並んでおり(ユーザーアイコンが表示)、フレンドとやり取りしたり通知を確認しやすくなったりしています。
メッセージタブにはダイレクトメッセージ(DM)とグループDM(GDM)がまとめて表示されます。画面上部には検索バーがあり、全てのDMやGDMをまたいで検索することも可能に。要は、1つ1つDMを開いて探しものをする必要がなくなりました。
さらに、メッセージタブの上部には「アクティブNOW」セクションがあり、いまフレンドが何をしているのかをざっと確認できます(ボイスチャンネルにいるとか、ゲームをやっているとか、Spotifyで音楽を聴いているとか)。
加えて、長らく噂されていた「ミッドナイトテーマ」がようやく登場。いわゆるダークモードであり、有機EL画面であればバッテリーの節約にもつながるはずです。ただし、デスクトップ版では利用できません。
画像や動画の共有もしやすくなり、一度にさらに多くの写真や動画を選び、高画質のもの(最大25MB)もアップロードできます。音声通話とビデオ通話のユーザーインターフェースも改良され、外出先でも直感的な操作でバーチャル通話を楽しみやすくなりました。
最後に、Discordアプリの起動にかかる時間も短くなりました。iOS版では43%、Android版では55%も高速化したとのこと。
Discordは全世界で毎月1億5000万人以上のユーザーが集まり、ともに勉強したりゲームを楽しんだり、ソフトウェアを作ったり雑談をしたり、さまざまな用途で使われています。多くの人にとっては日常生活になくてはならない存在であり、今回のアップデートは歓迎されることになりそうです。