手術によって身長を10cm伸ばしたコロンビアの男性がいます。「世界一痛い手術だった」と語ったその全貌と、驚愕の手術代についてご紹介しましょう。
コロンビアのエフェルソン・コシオさん(29歳)は、インスタグラムで1100万人のフォロワーを持つインフルエンサー。彼は、173cmだった身長を183cmまで伸ばすことに成功しました。
その方法を簡単に説明すると、まず左右の太ももの骨を折り、2つに分けたら、それぞれの骨に釘を打ち込み、伸縮する特殊な磁気性の金属棒を埋め込みます。そして数か月の時間をかけて、リモコンを使いながら金属棒を1日1mm程度、ゆっくり伸ばしていくのです。
しかし、この手術にはひどい痛みが伴い、治療中は車椅子生活になり、手術が終わった後も数か月にわたって、歩行器や松葉杖を使いながら歩行訓練を行う必要があるそう。
自身のYouTubeやインスタでそのときのことを紹介している動画では、病院のベッドに横たわり、両脚を包帯でぐるぐる巻きにされた様子が映し出され、痛々しいばかり。エフェルソンさん自身も「世界で最も痛みを伴う手術だった」と話しています。
しかも、この手術は世界一痛いばかりでなく、費用も高額。エフェルソンさんが支払った手術費用は17万5000ドル(約2500万円※)にも上りました。
※1ドル=約143.5円で換算(2023年12月8日現在)
ちなみに、身長をのばす手術を希望する人は、ここ数年で2倍近くに増えているのだそう。特殊外科を行うニューヨークのある病院では、この手術の成功率は95%と話しています。
手術から3か月後の経過観察で、エフェルソンさんの太ももでは、人工的に骨折させた骨と骨の隙間に、新しい骨が成長している様子が見られたとのことです。
【主な参考記事】
Daily Mail. Colombian man, 29, grows from 5ft8 to 6ft thanks to $175,000 operation that lengthens legs by snapping and stretching bones. December 6 2023