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2023/12/21 21:30

綾瀬はるか「新年ほっこりと優しく温かい気持ちになっていただけたら」上白石萌歌は井之脇海の号泣エピソードを明かす『義母と娘のブルースFINAL』制作発表

2024年1月2日(火)放送の綾瀬はるか主演『義母と娘のブルースFINAL2024年謹賀新年スペシャル』(TBS系 午後9時)の制作発表会見が行われ、主演の綾瀬をはじめ、竹野内豊、佐藤健、上白石萌歌、井之脇海があでやかな着物姿で登壇した。

 

『義母と娘のブルース』は、桜沢鈴による4コマ漫画「義母と娘のブルース」(ぶんか社刊)を原作に、2018年7月期に火曜ドラマ枠で放送。主人公のキャリアウーマンが8歳の娘を持つ男性に突然プロポーズされ結婚、畑違いの家事やママ友の世界に足を踏み入れ、娘の母親になろうと一生懸命に奔走。家族と過ごす日々を描いたヒューマンドラマが、ついに今回の放送で完結する。

綾瀬はるか

 

主人公の亜希子を演じる綾瀬は「足掛け5年半ということで私も亜希子さんと共に、自分の人生を一緒に寄り添って歩いてきた、そんな自分にとっても大きな役なので、宝物のような作品です。ファイナルらしい、『ぎぼむす』らしい優しくて暖かくて、笑って泣ける作品になってると思います。楽しみにしていてください」とあいさつ。

 

本作とともに成長してきたという上白石は「毎年『ぎぼむす』と一緒に迎えるお正月がとても個人的に楽しみなので、今回がラストとなってしまうのですごく寂しいですが、個人的に今までのシリーズの中で一番ぐっと来て、ほろりと泣けるすてきなファイナルになったと思うので、皆さんぜひ放送を楽しみにしていただけるとうれしいです」とコメントした。

 

亜希子の亡き夫、良一を演じる竹野内は「ドラマの終盤で、ここにいるみんなとお別れしなければならないという役どころで。その後に、姿を変えたり、俯瞰からみんなを見守ることしかできない中、5年半という長きにわたって、最後まで参加できると思っていなかったものですから、本当に最後まで皆さんとご一緒できてうれしかったです」と感慨深げ。

 

本作がファイナルと聞いたときの心境を問われると、亜希子に思いを寄せる麦田を演じる佐藤は「スタッフもほとんど一緒で、今までは終わって、次に会う約束はしなくても、次作で会えるんだろうなという感じでお別れしていたのが、今回はもしかしたらもうこのメンバーで集まることはないのかもとか、もしかしたらもう出会うこともないのかもと考えたら寂しかったです」と。

 

上白石も台本の最後にこれまでは“続く”と書いてあるところが、今回は“終わり”と書いてあったことに寂しさを感じたと明かし、「台本を読むと、終わってもまだまだキャラクターたちの生活は続いていくんだろうなといういとおしさがあるなと思ったので、幸せのような新しい感情が生まれました」と続いた。

 

さらに、「こんなに泣いたクランクアップは初めてというぐらい、私も嗚咽するくらい泣いてしまって」とクランクアップ時はみんなが泣いていたというエピソードを明かし、上白石から見た一番泣いていた人物として井之脇の名前が。

 

みゆきの幼なじみの大樹を演じる井之脇は「めちゃくちゃ泣きました。僕、ちょっと強がりなので、人前で泣くことが嫌で。上白石さんはもう10年ぐらいの仲ですが、これまで一度も泣いてる姿を見せたことがなかったくらい。あいさつも考えていたんですが、何もしゃべられないくらいで、『ありがとうございました』のひと言で…」と頭が真っ白になってしまったと明かした。

 

いっぽう撮影を通して発見した意外な一面として、綾瀬は上白石の成長を挙げ、「出会った時はまだ少女だったのに、スペシャルの撮影で会うたびにどんどん大人の女性になられて。会っていない間にいろんな現場で経験を積まれて、大人になっているんだなというのを感じた」と亜希子を同じく親のような心境で見ていることを吐露。上白石はうれしさを口にし、視聴者に向けて「ウエディング姿をぜひ楽しみにしていただけるとうれしいです」とアピールした。

 

そんな上白石は綾瀬のミラクルエピソードを披露。「連ドラの時に橋をはさんで遠くにいる私の自転車の前かごにカバンを投げ入れるシーンがあったときに、綾瀬さんが一発で決めていて。今回もミラクル精神は健在で、同じようなシーンがあったんですが、それもバシッと決めていられていました、『ぎぼむす』は小さな奇跡とかミラクルがテーマの作品ですけど、私が一番現場でもミラクルを感じました」と笑顔で語った。

 

佐藤は『ぎぼむす』番宣時の井之脇について「控えめな人なのかなと思っていたんですが、意外と一番危ないところに『俺、行きます』と言っていて、熱い一面を見ました」と明かし、井之脇は「映像が使われているといいな」とにやり。

 

また「これまでのみゆきとのシーンで一番グッときたシーンは?」という質問に、綾瀬は「難しいですね」と語りつつ、「連ドラの最後あたりは感動しましたね。最初、亜希子さんを反発していた小さなみゆきが徐々にお母さんと認めてくれて、心が通った瞬間というのは、毎回感動しています」と。

 

麦田と亜希子の愛の行方について問われた佐藤は「麦田が大好きなので、麦田ひいきに見て、ぜひ恋が成就してほしいなと思うのですが、客観的にこの作品を見ると、なかなかかなわぬ恋。続編があと10年ぐらい続いたら、もしかしたら麦田にもチャンスがあるかもと思っていたのですが、そんな時にファイナルということだったので、それだけで失恋モードで台本を読み出したんです。『こうきたか』と。ちょっと報われた気持ちになりました。ぜひ楽しみに見ていただきたいです」と語った。

 

印象に残っているシーンについては、竹野内が「どれかひとつというのは難しい」としながらも、「綾瀬さんと上白石さんの2人のすごく長いシーンがあったんですけど、そこは感情の揺れ動きとか、台本を読んでいてもどういうふうに演じられるのかな、難しいシーンだなと思っていたのですが、実際にオンエアを見た時にとても感動しました。素晴らしいシーンになっていて、それはすごく思い出に残っています」と明かした。

 

そして、綾瀬は「『ぎぼむす』の全てが詰まったファイナルとなっています。亜希子さんのみゆきへの大きな愛と、それを見守るいとおしい周りの人たちの人情、そして亜希子さんの愛に包まれて、おっとりと成長したみゆきを見ながら、新年ほっこりと優しく温かい気持ちになっていただけたらと思います」と視聴者へメッセージを。最後にキャスト一同で鏡開きを行い、イベントを締めくくった。

鏡開きをするキャスト一同

あらすじ

ある日、宮本亜希子(綾瀬はるか)は「ベーカリー麦田」でアルバイトをしながら大学に通う娘のみゆき(上白石萌歌)が、卒業を目前にして就職活動をしていないことに気付いてしまう。「このまま麦田のアルバイトでよくない?」と言い放ち、完全に出遅れたことを反省しないみゆきに、亜希子は短期間の猛特訓&二人三脚の就職活動を開始する。亡き夫・良一(竹野内豊)に託された一人娘を一人立ちさせたいと奮闘する亜希子の姿に、みゆきも自分の将来を真剣に考え始める。亜希子と二人三脚で就職活動を開始したみゆきだったが、そんな矢先、宮本家に大騒動が。そこに風雲児・麦田店長(佐藤健)も巻き込まれ…天国の良一さんも…。

 

番組情報

『義母と娘のブルースFINAL2024年謹賀新年スペシャル』
TBS系
2024年1月2日(火)午後9時

<キャスト>
綾瀬はるか、竹野内豊、佐藤健、上白石萌歌、井之脇海、吉川愛、奥貫薫、真凛
松下由樹、遠山俊也
宇梶剛士、浅利陽介、浅野和之、麻生祐未

原作:桜沢鈴「義母と娘のブルース」(ぶんか社刊)
脚本:森下佳子
プロデューサー:中井芳彦、飯田和孝、大形美佑葵
演出:平川雄一朗
音楽:髙見優、信澤宣明
主題歌:MISIA「アイノカタチ feat.HIDE(GReeeeN)」(アリオラジャパン)

番組公式サイト:https://www.tbs.co.jp/gibomusu_blues/
番組公式X(Twitter):@gibomusu__tbs
TVer配信ページ:https://tver.jp/series/srhwgg51y2
U-NEXT特集ページ:https://video.unext.jp/browse/feature/FET0011432