2024年1月から新NISAがスタートすることもあり、投資関連の話題が盛り上がりを見せている。インフレ時代、消費生活へのマイナスな影響を感じることも多いが、マネーのプロたちはトレンドをどう見るのか。今回はクレジットカードDB編集長・大澤日出男さんにクレカのポイ活について聞いてみた。
※こちらは「GetNavi」 2024年2・3月合併号に掲載された記事を再編集したものです
クレジットカードDB編集長・大澤日出男
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新NISAのクレカ積立は上限額を目指して運用しながらポイントも貯めるのが新常識
三井住友カード(NL)のクレカ積立はVポイント還元率0.5%で、ゴールド(NL)は1%、プラチナプリファードなら5%還元。ゴールド(NL)は、年間100万円の買物利用(※1)で年会費が無料にもなるので狙い目です。
au PAYカードは、1%のPontaポイント還元。ゴールドは、「auマネ活プラン」加入で合計最大3%(※2)にアップします。
楽天カードによるクレカ積立は最大1%楽天ポイント還元(※3)。楽天キャッシュ決済の併用により、合計で最大10万円までキャッシュレスで積立投資ができます。
ポイントを貯める目的がANAマイルならVポイントか楽天ポイント、JALマイルならPontaポイントを選びましょう。
※1:クレカ積立の利用額は、集計対象外
※2:12か月間限定 。13か月目以降は2%
※3:信託報酬のうち、楽天証券が受け取る手数料(代行手数料)が年利0.4%(税込)以上の銘柄の場合は、1%還元。同0.4%(税込)以下の銘柄の場合は、カードランクにより、0.5〜1%還元
Tポイントとの統合でも注目のVポイントが貯まる&使える
三井住友カード
三井住友カード(NL)
通常還元率は0.5%だが、対象店舗でスマホのタッチ決済なら7%にアップ。券面に番号が印字されていないナンバーレスカードで、カード番号は「Vpass」アプリから確認できる。国際ブランドはVisa、Mastercard。
【ヒットアナリティクス】還元率が高いうちにおトクを享受しよう
「新NISAでクレカ積立を始める人が増えるので、各社は口座の新規獲得のための戦略としてポイント付与。いまの水準がいつまで続くか不明瞭ですが、あとになって『改悪』だと騒がず、初動に乗っておくのが吉です」(大澤さん)
先進技術:1 顧客ニーズ:3 市場の将来性:2 独自性:2 コスパ:5
一般カードでもクレカ積立で1%還元
auフィナンシャルサービス
au PAY カード
auユーザー(※)、もしくは年1回の利用で年会費無料。通常Pontaポイント還元率は1%で、ポイントアップ店で買い物をするとさらにポイントが貯まる。国際ブランドはVisa、Mastercard。
※ UQ mobile、povo1.0、povo2.0含む
クレカ積立に加えて楽天キャッシュも併用可能
楽天カード
楽天カード
通常楽天ポイント還元率は1%(※)。楽天市場の「SPU」「勝ったら倍」「5と0のつく日」などポイントアップキャンペーンが充実し、楽天経済圏での高還元率が魅力だ。国際ブランドはVisa、Mastercard、JCB、American Express。
※ 一部ポイント還元の対象外、もしくは、還元率が異なる場合がある
【このトレンドも見逃せない!】
決済方法を個別最適化するAIの登場が待たれる
ポモチ
ポイント還元率の検索や、カレンダーへのおトク情報の追記などができるアプリ。今後はAI技術の発達により、手持ちのクレカや会員資格、キャンペーン情報まで織り込んで最適な決済プランを提示するアプリが登場するかも。
●ポイント還元率など、情報はすべて2023年12月14日現在