アップルは公式サイトを更新し、次世代CarPlayに対応する初のクルマが2024年に登場することを明らかにしました。これはポルシェやアストンマーティンが対応を表明したことに続くものです。
さらに、配信されたばかりのiOS 17.4ベータ版から、8つのCarplay新機能が見つかったと米MacRumorsが報告しています。
次世代CarPlayに関しては、複数のディスプレイに情報を表示し、エアコンの操作をしたり、スピードメーターやタコメーター、温度計や燃料(バッテリー)残量といった計器類も扱えることが公開済みです。
それらに加えて、iOS 17.4ベータには8つの新アプリへの言及がありました。
- 自動設定: ペアリングされたiPhoneを管理し、車両の設定を調整できる
- 車載カメラ: 車両のバックカメラ映像を表示
- 充電: 電気自動車の場合、バッテリー残量や充電状況、満充電までの残り時間などが表示
- 気候: 車両の空調コントロールにアクセスし、エアコンやヒーターの温度、ファンの回転数、シートヒーター、ステアリングヒーターなどを調整できる。
- 閉鎖: 車両のドアが開いているかどうかを表示し、警告マークを出すこともある
- メディア: FM/AMラジオ局のコントロールができる。ユーザーは、トップ40やロックなどの音楽ジャンルのリストから選べる
- タイヤ空気圧:各タイヤの空気圧を表示し、空気圧低下や空気圧上昇、パンクを警告する
- トリップ: 車両の平均速度、燃費やエネルギー効率、走行時間や走行距離など、運転に関連するさまざまなデータを提供する
また次世代CarPlayでは、ドライバーが車のエンジンを切った後に「グッバイ」画面が表示される可能性が高いことが明らかになりました。
ほか、iOS 17.4からは、次世代CarPlayでは計器類をはじめとして、テーマや配色が調整できることも確認されました。
アップルは次世代CarPlayの機能が、従来のCarPlayに対応しているクルマでも利用できるかどうか明らかにしていません。iOS 17.4は3月に正式配信される見通しのため、それまでに追加の情報が提供されそうです。