サムスンは次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold6」につき、従来の通常モデルと同時に普及価格のモデルを発売すると噂されています。それを裏付ける手がかりが国際貿易の輸出入データベースから見つかり、コード名は「Q6A」かもしれないとの報告もありました 。
これまで廉価モデルが通常モデルとどう違うのか不明でしたが、Sペン(スタイラス)が使えない可能性が浮上しました。
韓国の電子業界誌ET Newsは、サムスンがGalaxy Z Foldの低価格モデルを発売予定であり、「ペン入力なし」の方向で開発していると主張。その狙いは折りたたみスマホの価格負担を軽くすることで、需要を拡大する試みだと述べています。
Sペンを使うには特殊なデジタイザー(アナログ入力をデジタルに変換する装置)を必要とするため、それを削れば製造コストを下げられます。つまりソフトウェア的に使用を封じるのではなく、ハードウェア的にペン入力が使えなくなるというわけです。
さらにサムスンは「他の部品や性能も差別化」すると予想されるとも伝えています。他のコスト削減策としては、より性能の低いチップセットの採用、内蔵ストレージやRAMの削減、カメラのイメージセンサーも安いものを使う、といったところでしょう。
この廉価版Galaxy Z Fold6は、通常モデルとともに「今年後半」に発売予定とのこと。現行のGalaxy Z Fold5は国内価格が25万円程度ですが、廉価モデルが10万円台になればユーザー層が一気に広がるかもしれません。
Source:ET News
via:9to5Google