「マイクロLEDディスプレイ」を搭載した「Apple Watch Ultra」の登場は2026年以降になる、と韓国ニュースサイトのThe Elecが報じています。
マイクロLEDとは、微細なLEDを画素として利用するディスプレイのことで、色の再現性などが優れている一方、コストが高いという問題があります。Apple Watch UltraへのマイクロLEDディスプレイの採用は、2025年や2026年になるとも噂されていました。
The Elecによれば、Apple Watch Ultra向けのマイクロLEDディスプレイのサプライチェーンの立ち上げに問題があり、2026年の投入どころか、2027年の発売も不透明とのこと。Apple Watch Ultra向けのマイクロLEDディスプレイのサイズは2.12インチ(現在のApple Watch Ultraは1.93インチ)ですが、その製造コストは150ドル(約2万2000円※)となり、これを搭載したApple Watch Ultraの価格は1500ドル(約22万円)前後にもなると指摘されているのです。
※1ドル=約148円で換算(2024年2月8日現在)
アップルはApple Watchだけでなく、iPhoneやiPad、Mac、Vision Proなど全ての製品において、マイクロLEDディスプレイに置き換えようとしていると噂されています。しかし、Apple Watch UltraへのマイクロLEDディスプレイの搭載の延期が繰り返されるのを見ると、それはなかなか容易ではないようです。