「iPhone 15」シリーズとともに登場した公式ケース「ファインウーブンケース」について、米ウォール・ストリート・ジャーナル紙のJoanna Stern記者が手厳しい評価を下しています。
ファインウーブン素材について、アップルは「耐久性に優れたマイクロツイル製で、柔らかくスエードのような感触です。環境にも配慮して作られており、再生素材を68%使用することで、レザーに比べて炭素排出量を大幅に削減しています」と説明していますが、一方でその外観や質感については批判も集まっていました。
Stern記者は「iPhone 15 Pro Max」のファインウーブンケースを5か月使用したところ、「端は剥がれ、表面は古いCDのように傷つき、腐ったバナナのように茶色くなった」とのこと。「国際安全衛生センター(CDC)が私の家に来て、生物医学的懸念があると宣言するのを待っている」とまで皮肉っているのです。
アップルのサポート文章を見ると、ファインウーブンケースのクリーニングに関するアドバイスとして、「通常の使用で繊維が圧縮されるため、時間の経過とともに素材が異なって見えたり、摩耗が目立つことがあります」と明かしています。
ケースにもプレミアムな質感を望むなら、別素材を選択したほうがいいのかもしれません。