大きな耳と太い脚、ふさふさの毛は、まるでチーター。そんなブラジルの猫が、まもなくギネス世界記録の「世界一大きな猫」になるかもしれません。
サンパウロに暮らすマルシア・オリベイラさんとジャン・マルティンスさんは、「ザルトラックス」と名付けた1匹の猫と一緒に暮らしています。ザルトラックスを飼い始めたのは6年前。自宅で兄弟たちと一緒に生まれた当時は、兄弟の中でも身体が一番が小さく、体重は80gにも満たなかったそう。
でも、そんな身体は生後数か月もすると気に留めないほどに。いまでは体長が約1.3m、体重は10kgを超す大きさに成長しました。
それもそのはず、ザルトラックスは世界最大とも言われる「メインクーン」という品種。オスなら平均体重は8〜10kgになり、1980年代半ばにサバンナキャットが登場するまでは、世界最大の品種と考えられていました。
メインクーンの中でも立派に大きく成長したザルトラックス。マルシアさんとジャンさんは、2023年に開催された猫のエキシビジョンに登場したザルトラックスの映像と一緒に、2024年1月にギネス世界記録に「世界一大きな猫」として申請を行ったそうです。
一見すると、“獣”のような雰囲気もあるザルトラックスですが、「性格はやさしくて、従順で人懐っこい」のだとか。怠け者なところもあるそうで、ザルトラックス本人は「世界一大きな猫」の称号を手にするのかどうかなんて、きっと気にもとめていないでしょう。
View this post on Instagram
【主な参考記事】
The Sun. My kitty’s a contender for the world’s biggest CAT – he was the smallest in the litter but now he’s as big as a cheetah. March 7 2024