Googleの次期フラッグシップ・スマートフォン「Pixel 9」シリーズでは、指が濡れていたり、画面保護シートが貼られていたりするかを自動的に判別してタッチ感度を調整する「アダプティブ・タッチ(Adaptive Touch)」機能が追加される可能性があると判明しました。
すでにPixelシリーズには、画面保護シートを貼ったときのタッチ感度を向上させる「画面保護シート モード」が用意されています。次期Pixel 9シリーズはその一歩先へと進むかもしれません。
Android OSに精通するAndroid Authorityが、先月配信されたAndroid 14 QPR3ベータ1を調べたところ、Googleが「設定」>「ディスプレイ」>「タッチ感度」に「アダプティブ・タッチ」設定を追加する準備を進めている手がかりを発見しました。
この設定はPixel 8 Proでは表示されないものの、コードを調べたところ、アダプティブ・タッチが有効になっていると「タッチ感度が環境、行動、画面保護シートに合わせて自動的に調整される」ことが分かりました。
どのような環境や行動によりタッチ感度が自動調整されるかは不明ですが、濡れた指(または濡れた画面)が考慮される可能性はありそうです。ちなみにOnePlus 12シリーズは、画面が濡れているときでも問題なく使えるアクアタッチ機能を搭載しています。
その後、最新のAndroid 14 QPR3ベータ3内のコードでは、アダプティブ・タッチが「P24」用の機能だと明示されていました。Google社内では「P23」はPixel 8とPixel 8 Proを指していたことから、「P24」はPixel 9を意味している可能性が高そうです。
ただし、Googleは新型デバイス向けの機能を、後に旧機種向けにPixel Feature Dropアップデートにより提供することもあります。当初はアダプティブ・タッチがPixel 9独占だとしても、将来的にはPixel 7やPixel 8シリーズなど過去モデルでも利用できるようになると期待したいところです。
Source: Android Authority
via: PhoneArena