今後のiPhoneでは折りたたみ式モデルや、画面下Face ID(顔認証関連パーツが完全に画面の裏に隠され、ディスプレイの穴が1つ減る)が実現すると噂されてきました。それらが、発売までには数年かかると市場調査会社が予想しています。
大手調査会社Omdiaの上級マーケットリサーチャーは、2024年のKorea Display Conference(韓国でのディスプレイ関連カンファレンス)にて、アップルは市場の予想よりも遅れて折りたたみ式と画面下Face IDモデルを投入すると語りました。
まず、2025年には有機EL画面を採用した「iPhone SE4」が登場し、同年後半には「iPhone 17」シリーズが4モデル全てにLTPO TFT(常時表示ディスプレイ)を採用すれば、アップルも上位モデルの差別化を迫られると主張しています。
その差別化のため、上位モデルに画面下Face IDが導入されるというわけです。当初、アップルはこれを2024年の「iPhone 16」に追加する予定だったものの、現在では2027年までずれ込んだとのこと。こうした予想は、信頼性の高いアナリストRoss Young氏とも一致しています。
また、2026年には7~8インチの折りたたみ式iPhoneが発売されると主張。すでに競合他社が折りたたみスマートフォンを発売しているものの、このサイズであれば差を付けられると語っています。
こうした折りたたみ式iPhoneは、有機EL画面を搭載したiPad mini的なものになる見通し。その結果「7インチの折りたたみ式製品が発売されれば、iPad miniとのシナジー効果や差別化を狙うことができる」と主張しています。
こちらは、独自の情報源を持つニュースメディアThe Informationの記事ともほぼ符合。これまでは折りたたみiPhoneがiPad miniを置き換えるとの予想もありましたが、iPadは液晶画面のままにしておき、並行して販売し続けるのかもしれません。