iPhoneで写真を撮るという方も多いと思いますが、今回は「写真」機能のなかでも特に便利な「フォトストリーム」についてご紹介します。
「フォトストリーム」と「カメラロール」はどう違う?
そもそも「フォトストリーム」とは、撮影や保存をした写真をiCloud経由で共有できる機能のこと。「フォトストリーム」がオンになっている、かつWi-Fiに接続している間、iPhoneで撮影・保存した画像を自動でiCloudに同期してくれます。
一見「カメラロール」との違いがイマイチわかりにくいですが、iOSデバイスやiCloudに対応したデバイスを複数所持している場合、「カメラロール」にはそのデバイスを使って保存された画像が、「フォトストリーム」にはそれらに加えてiPadなど同じアカウントを使用しているほかのデバイスのすべての画像が表示されます。
「フォトストリーム」設定方法
それでは早速「フォトストリーム」の設定を始めてみましょう。
この状態でWi-Fiに接続されると、自動でiCloudとの同期が開始されます。「フォトストリーム」をオンにしてしばらく経ったら、ほかのデバイスで正常に同期が行われているか確認をしてみましょう。
Apple以外のデバイスでもiCloudのページ(www.icloud.com)にアクセスし、アカウントにログインすればiCloud上のファイルを使用することができます。
「フォトストリーム」のルールや注意点
一見自動で画像が転送できて便利な「フォトストリーム」機能ですが、利用する際はいくつかの注意が必要です。
■アカウントを共有している場合は要注意
まず、家族間などでiCloudアカウントを共有している場合、「フォトストリーム」をオンにしてしまうとデバイス内の写真がすべて同期され、すべて閲覧できる状態になってしまいます。
■保存される画像数には制限あり
iCloudの「フォトストリーム」に保存される画像の数は1000枚までと制限があります。1000枚を超えると古い写真から順番に削除されていくので、大事な写真は他の場所に保管をしておきましょう。
■自動で同期される画像にも条件がある
iCloudの「フォトストリーム」に保存される画像は、30日以内に保存や撮影が行われた物が対象です。これは、30日で「フォトストリーム」内から画像が消えるということではなく、30日以上Wi-Fiに繋がなかった場合や、30日以上「フォトストリーム」をオフにしていた場合、自動で同期されない画像が出てくる可能性があるという意味です。
以上のようにいくつか注意点などがありますが、ほかのオンラインストレージなどと比較すると非常に使いやすいシステムなので、使用していない方はぜひ一度試してみてください。