将来の「M3 Ultra」チップでは「M2 Ultra」と異なる設計が採用される可能性があると、Vadim Yuryev氏が報告しています。
M2シリーズで最上位に位置づけられているM2 Ultraは、「UltraFusion」技術により2つの「M2 Max」チップを合体させて製造しています。これにより、M2 Maxの2倍となる24コアCPUや76コアGPU、32コアのNeural Engine、800GB/sのメモリ帯域幅を実現しています。
Yuryev氏によれば、「M3 Max」はM2 Maxと違って、UltraFusionが搭載されていないとのこと。このことから、M3 UltraはM3 Maxを2個合体させたのではなく、独自設計のチップになると予測しているのです。
M3 Ultraが独自設計になることのメリットとしては、例えば、全て高パフォーマンスなコアを搭載することで、性能を大幅に向上させることができます。さらに、GPUコアを追加することで、グラフィックスのパフォーマンスを上げることも可能でしょう。
Yuryev氏は、M3 UltraがUltraFusionを搭載し、2個合体して「M3 Extreme」として登場する可能性も指摘しています。これによってM3 Extremeは、M3 Maxを4個合体させた場合よりも高性能なチップになるかもしれません。
M3 Ultraは、2024年半ばに登場する次期「Mac Studio」への搭載が期待されていますが、次期「Mac Pro」では超高性能なM3 Extremeの搭載を楽しみにしたいものです。
Source: Vadim Yuryev / X via MacRumors