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2024/4/25 18:00

【せんべろnet監修】”ひとり飲み”初心者が焼酎のボトルキープに挑戦する噺

提供:宝酒造株式会社

 

「酒噺:東京・大衆酒場の名店シリーズ」で一連の酒場知識を習得したお酒好きタレント・中村優さん。実践編に入って、初心者でも出来る「酒場」の楽しみ方を「せんべろnet」管理人のひろみんさんに教えてもらいながら体験していく第5回目。今回は、前回レポートした東京・成増の「やきとん 泰希(たいき)」で焼酎のボトルキープを初体験します。

※本稿は、もっとお酒が楽しくなる情報サイト「酒噺」(さかばなし)とのコラボ記事です

 

ボトルキープってなに?

「やきとん 泰希」で、もつ焼き酒場の魅力を満喫中の中村さん。2杯目を注文しようと思いドリンクリストを見ると、そこには「ボトル  ★キープ3ケ月」の文字が。気になったのでひろみんさんに「ボトルキープってなんですか?」とLINEを送ると、さっそく返信がありました。

 

 

さらに、ひろみんさんから「ボトルはオーダーする際に価格が高く感じるかもしれないですが、酎ハイなどドリンク単品で注文するよりも、お得に楽しむことができますよ。何度か通ってボトル1本を飲みきるイメージです」と返信がありました。

 

美味しいもつ焼きとチューハイが味わえる「やきとん 泰希」の大ファンになった中村さんは、次回は友人を連れての再訪を考えていました。その際、個別にドリンクを頼むよりはボトルが入っていたほうが得かもと、初めてのボトルキープにトライ。2杯目は「宝 600ml」(1800円)を注文しました。

 

〜ボトルキープとは〜

・お酒をボトルで購入して、残った分はボトルごと保管してもらえるシステム

・一般的に「1~3ヶ月」などキープ期限を設けられていることが多く、それまでに再訪するとキープしているボトルを飲むことができる

・ペンでボトルに書き込みを入れたり、名札付きのタグをボトルの首に掛けたりするのも特徴

 

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さっそく焼酎のボトルをキープ!

ここで簡単に、「やきとん 泰希」についておさらい。同店は東武東上線「成増駅」または東京メトロ「地下鉄成増駅」から徒歩15分弱の場所にある大衆酒場。もともと同じもつ焼きの有名店で働いていた田中さんと西川さんが意気投合して、2020年12月にオープンしました。

↑「やきとん 泰希」の西川さん(左)と田中さん(右)

 

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比較的新しいお店ながら、常連さんを中心にファンは多数。その理由は、1本70円から味わえる絶品のもつ焼きや、笑顔あふれる心地よい接客などにあり、お店はいつも楽しい雰囲気でにぎわっています。

↑キープされた宝焼酎のボトルが棚にずらっと!

 

そんな同店の西川さんが、宝焼酎のボトルをオーダーした中村さんに「割りもの(割り材)」をたずねます。

 

西川 飲み方はどうされますか?

 

中村 そうですね~。1杯目はレモンサワーだったので、次は緑茶で割ってみよっかな。この割り材の緑茶は、何杯ぶんくらいになりますか?

 

西川 このピッチャー(容器)には500ml入っているので、一般的な濃さで、氷を使う場合はおひとりさま4杯ぐらいですね。

 

中村 なるほど、十分な量ですね。では「緑茶」(450円)と、「氷」(200円)もください!

 

西川 ありがとうございます! まず、こちらが宝焼酎のボトルです。ペンもご自由に使ってお名前などを書いてください。そして割り材の緑茶と氷になります。マドラーもどうぞ。

↑中村さんが頼んだボトルセット。焼酎「宝 600ml」(1800円)「緑茶」(450円)と「氷」(200円)。

 

中村 やった! これで私も「やきとん 泰希」さんファンの仲間入りですね。仕事柄、サインは慣れてるけどこれはすごく新鮮! ちなみに、この「宝 600ml」だと、お店で出している「緑茶ハイ(420円)」の何杯ぶんの焼酎の量になりますか?

 

西川 うちの「緑茶ハイ」などのチューハイは1杯あたり焼酎を60ml入れているので、「宝 600ml」は10杯ぶんとなりますね。氷も、使う量によりますが10杯は飲めると思います。

 

中村 ということは、1800円のボトルと200円の氷を1杯換算すると2000円÷10で200円。で、450円の「緑茶」が約4杯分だから1杯112~113円。となると、ボトルキープで飲んだ場合は1杯310円ちょっとで、グラスの「緑茶ハイ」より1杯につき100円ほど安く飲める計算ですね!

 

↑ボトルに名前を書くのは初体験の中村さん

 

西川 割り方の分量の目安はわかりますか? この宝焼酎はアルコール度数が25%なので焼酎1に対して割り材の緑茶が2。この割合で作るとアルコール度数が約8%となります。これがスタンダードな分量ですね。

 

中村 ほうほう。私はそこまでアルコール度数は高くなくていいので、半分の4%にしようかな。そうなると割合も変わりますね。

 

西川 4%でしたら、アルコール度数25%の焼酎1に対して割り材が5ですね。

 

 

中村 なるほど! まずは宝焼酎と氷をしっかり混ぜて宝焼酎をよく冷やし……。

 

中村 焼酎1に対して緑茶を5くらい多めに注いで、こちらもよく混ぜて……完成(アルコール4%の宝焼酎の緑茶割り)。

 

↑マイボトルで作った緑茶割りが完成!

 

中村 それではいだきまーす! うん! 宝焼酎のコクと、緑茶のすがすがしい風味がマッチして超すっきり。これは料理に合わせたいですね! おつまみ、どうしよっかな?

 

西川 メニューはグランドのほか、黒板に日替わりもありますのでお好きなものをどうぞ。

↑「本日の日替わり」もバリエーション豊富!

 

中村 ほんとだ。では、お刺身の盛り合わせをください! 絶品もつ焼きだけでなく、鮮魚も提供しているなんて、スゴいですね!

 

田中 ありがとうございます! お客様に喜んでいただけるので、だいたい2~4種は魚の刺身を用意しています。「〆さば」も自家製で。

 

西川 お待たせいたしました! 今日は「天然ぶり」、「かつおタタキ」、「自家製〆さば刺し」の3種となります。

↑「刺身盛り合わせ」680円

 

中村 わーっ、これも美味しい!「ぶり」はハリツヤ抜群で、「かつおタタキ」は濃厚な旨みが最高!「 〆さば」は脂のり抜群でジューシーです。緑茶割りにもめっちゃ合いますね!

↑ぷりぷりの「ぶり」は緑茶割りにぴったり!

 

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ボトルキープの利点

ここで、ひろみんさんに聞いたボトルキープのポイントをまとめていきましょう。まず、大きなメリットは酎ハイなどのドリンク単品よりリーズナブルに飲めること。また、自分の好みの濃さでお酒をつくれることや、たとえばバイス(正式名称は「コダマバイスサワー」:しそ梅エキス入りの割り材)と梅干しを一緒に入れてオリジナル酎ハイを作るなど、自由な組み合わせを楽しめることもポイントです。宴会時などは、ドリンクオーダーの回数が減る点もメリットといえるでしょう。

 

ボトルに名前を書くなど、来店した証を残せることも魅力。キープボトルがある=自分の来店を待っているということであり、常連になりたい店にボトルキープのシステムがあるならば、ぜひ利用すべきといえるでしょう。

 

また、常連さんのように頻繁に行けずとも、好みのお店に自分がファンであるという気持ちを伝えるツールにもなります。このほか、知人を飲みに誘いたいときも、ボトルを入れているお店であればお酒を振る舞うこともできます。

 

なお、ボトルキープは、お店側としても「再訪確率が高まる」「お客さんとの距離が縮まる」などのメリットがあり、売り手と買い手の双方ともにうれしいシステムがボトルキープなのです。

 

一方、ボトルキープをする際の注意点は、期限と別途かかる料金について確認すること。何度か通うことで期限までにボトルを飲みきることを前提に、行動圏内にあるお店でボトルキープをするのがベターです。また、氷・割材などその都度別途料金がかかる場合がほとんどなので、価格を確認しておくと安心です。

 

〜ボトルキープの利点〜

・単品で注文するよりもリーズナブルに楽しめるので、何度か訪問する場合にはお得

・自分の好みの濃さや飲み方で楽しむことができる

・お店にまた来店したい(お店のファンになった)と気持ちを伝えるツールにもなり、自分の足跡を残せる

・知人にボトルのお酒を振る舞うこともできる

・お客さんの再訪率が高くなるなどお店側にもメリットがある

 

 

すぐに再訪したい店ならボトルキープがツウの技!

中村 あらためて、自分で割るのはお酒の濃さを調整できていいですね! ボトルキープなら残ったぶんは次回に楽しめるし、アルコールを抑えたくなったら薄めにつくればいいわけで。

 

西川 そうですね。割り材を多めにして、やさしい濃さで楽しんでいるお客さんもたくさんいますよ。

 

中村 やっぱり! 私も次は3杯目になるので、よりライトに楽しもうかな。あとはおつまみの追加オーダーも……ということで、「喉軟骨の唐揚」をお願いします!

 

西川 お目が高いですね。こちらはうちの揚げ物のなかでも人気メニューですよ!

 

田中 はい! お待たせいたしましたー。「喉軟骨の唐揚」です!

↑「喉軟骨の唐揚」450円

 

中村 私、喉(ノド)の軟骨は初めてかも。これも豚ですよね。鶏のヒザ軟骨やヤゲン軟骨とは違って、コリコリしてるけど薄めのスライスで独特な食感。サクっとした衣も美味しくて、お酒が進みます!

 

西川 軟骨は串でも「なんこつ」(120円)として提供してるんですけど、唐揚は揚げることでよりパンチのある味わいに仕上げています。

 

中村 うんうん!サッパリさせるならカットレモンで、よりガッツリいくならマヨネーズで。練り辛子やキャベツの千切りも添えてあって、いろいろ楽しめるのもイイですねー。

田中 うれしいです! お客さんが飽きないようにと、試行錯誤しているので励みになります!

 

中村 お酒もおつまみもバリエ―ションが豊富で、一度の来店じゃ全部を堪能しきれないですね。ボトルキープもしたことですし、近いうちに友達を連れてまた来ます。今日はありがとうございましたっ!

 

次回再訪の楽しみを込めてボトルをキープした中村さん。初体験となった今回の取材も、きっと彼女の記憶に強く残ることでしょう。次回もまた、別のテーマで、ひとり飲みの楽しみ方を追求していきます。お楽しみに!

 

撮影:我妻慶一

 

<取材協力>

やきとん 泰希

住所:東京都練馬区旭町3-11-22
営業時間:15:00~22:30、土曜、日曜、祝日13:00~22:30
定休日:不定休

※価格はすべて税込みです

 

記事に登場した商品の紹介はこちら▼

・宝焼酎
https://www.takarashuzo.co.jp/products/shochu/takarashochu/

 

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