先日発表されたアップルの新型「iPad Pro」は、5.1mmという本体の薄さ(11インチモデルは5.3mm)で、私たちを驚かせました。そんな薄い本体をどうやって実現したのかを、同社のJohn Ternus上級副社長が解説しています。
新型iPad Proでは本体の厚さが5.3mm(11インチモデル)と5.1mm(13インチ)に薄くなっただけでなく、重量も444g(11インチ)と579g(13インチ)へと軽量化(どちらもWi-Fiモデル)。また、新型iPad Proではメインハウジングにグラファイトシートを追加し、アップルのロゴに銅素材を使用することで、放熱性が20%向上したとも先日のイベントで言われていました。
Ternus氏によれば、新型iPad Proではデバイスの剛性を向上させるため、内部構造が再設計されたとのこと。具体的には、内部部品のレイアウトを変更したり、新しい金属製のカバー(カウリング)をロジックボードの上に配置したり、中央部にリブ(突起)を形成したり……。その結果、「製品の剛性が大幅に向上し、放熱性の向上にも貢献している」と言います。
2018年にiPad Proのデザインが変更されたときには、本体が簡単に曲がってしまったり、あるいは新品なのに曲がった状態で届いたりして批判が寄せられました。しかし新型iPad Proでは、そのような心配は必要なさそうです。
Source: Arun Maini / X via 9to5Mac