サムスンの次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold6」は2つのバリエーション、つまり標準モデルと安価な「FE」モデルの2種類になると噂されてきました。
しかし、そのうちのFEモデルをサムスンが発売しない可能性が浮上しています。
韓国の電子業界誌・The Elecは、同社がGalaxy Z Fold6の廉価モデルを発売する計画を「全面的に見直している」と報じています。
なぜか? それはサムスンが廉価モデルを「(ライバル製品と)差別化する要因」がないことと「業界の不確実性」を検討しているためと伝えています。
このうち「差別化する要因」とは、廉価モデルを薄くすることです。
当初、Galaxy Z Fold6 FEはSペン非対応とすることでデジタイザー(Sペンを認識する層)を省き、薄くなるはずでした。が、既存モデルと同程度の耐久性や防塵・防水性能を追加した結果、中国製の折りたたみスマホよりも薄くなくなってしまったそうです。
また、「業界の不確実性」とは、折りたたみスマホをめぐる市場の先行きが不透明なことです。
サムスンが安価な折りたたみスマホを投入すると予想されたのは、これが初めてではありません。が、今回は複数の情報源が伝えたうえに、Sペン非対応や性能が低めのチップセットを搭載するなど、かなり具体的な詳細を伝えていました。
そのため、廉価モデルのプランが完全に捨て去られたとは考えにくいはず。とはいえ、今年は見送られ、2025年以降となるのかもしれません。
Source: The Elec
via: 9to5Google