サムスンの次期スマートウォッチ「Galaxy Watch7」の充電速度が、前Galaxy Watch6シリーズより50%も速くなる可能性が公的文書から明らかとなりました。
現行モデルのGalaxy Watch6とGalaxy Watch6 Classicは、最大10Wの充電に対応しています。これに対して、米連邦通信委員会(FCC)が公開したGalaxy Watch7の認証データでは、15Wの充電をサポートすると書かれていました。
FCCとは、米国で通信・電波を管理および監督している政府機関のこと。米国で無線機器や電子機器を販売する前にはFCC認証を取得することが義務づけられています。
さて、より具体的には、Galaxy Watch7の4つあるバリエーションのうちの一つ、SM-L305は5V、3Aでの充電をサポートしており、15Wに相当します。ほかの3種類(SM-L300、SM-L310、SM-L315)も同じく、15W充電に対応していると思われます。
Galaxy Watch7は理論上、残量ゼロから満充電まで約1時間30分かかるGalaxy Watch6よりも充電時間が50%短くなるはず。つまり、Galaxy Watch7はフル充電まで45分しかかからない可能性が高いことになります。
かたや、今回のFCC認証ではお手ごろ価格モデル「Galaxy Watch FE」が準備中であることも裏付けられました。このデバイスは、Apple Watch Series 9に対するApple Watch SEのような位置づけでしょう。
こちらは5Wの充電しかサポートしておらず、Galaxy Watch6と比べれば半分の充電速度となります。つまり、残量0%から100%まで充電するのに3時間近くかかる可能性があります。
スマートウォッチは睡眠・運動トラッカーやスマホの通知、タッチレス決済や時間の確認にも使うため、なるべく満充電にかかる時間が短いほど便利になるでしょう。サムスンは、その点でも通常モデルとお手ごろモデルFEとの差別化を図るのかもしれません。